言語教師のアイデンティティ形成とエイジェンシー行使の相互作用研究
Project/Area Number |
21K00654
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
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Research Institution | Ryutsu Keizai University |
Principal Investigator |
齊藤 隆春 流通経済大学, 流通情報学部, 教授 (80390277)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2021: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | 言語教師アイデンティティ / 言語教師エージェンシー / 内容言語統合型学習法(CLIL) / アイデンティティ / エイジェンシー |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、言語教師のアイデンティティ形成(教師とは何者なのか)とエイジェンシー行使(教師としてどのような主体的行動をとってきたのか)の相互作用を調査することにある。質的研究手法の一つであるケーススタディを採用し、現象学的インタビュー法を通して得た言語教師のライフストーリーを分析し、言語教師として歩む意味を深く追求し、教師成長の一助となる研究にしたい。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、言語教師のアイデンティティ形成(言語教師とは何者なのか)とエイジェンシー(言語教師としてどのような主体的行動をとってきたのか)の相互作用を調査することにある。その調査方法は、フィールドワークである。具体的には、調査協力者(言語教師)の勤務校を訪問し、インタビューを実施し、授業観察をし、その結果を分析することであるが、コロナ禍による制限を経験した。しかしオンラインシステムの普及により、数回にわたるオンライン・インタビューを実施し、インタビュー・データを文字に起こして、分析することができた。2021年度に、神奈川県在住の1名の高校英語教師に、インタビューをオンラインで3回実施し、データ分析を終え、論文として出版することができた。2022年度には、1名の岩手県在住の高校英語教師に3回のオンライン・インタビューを実施し、論文として出版することができた。2023年度には、1名の熊本県在住の中・高校兼務の英語教員に3回のオンライン・インタビューを実施した。録音したデータの文字起こしを終了しているので、そのデータ分析を2024年度の7月までに終了し、10月までに出版に向けて論文を書き終える予定である。また2023年度には、大学英語教育学会の国際大会で、2021年度のデータに基づく研究成果を発表することができた。2024年度も8月に大学英語教育学会の国際大会で、2022年度のデータに基づく研究成果を発表する予定である(査読付き発表で受理されている)。加えて、2024年度中にインタビューに協力しくれた3名の先生の授業観察を実施し、インタビュー・データの補足資料として活用する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍にある時に、この研究が始まり、制限すべきことが多く予定よりも研究が遅れてしまった。しかし、この研究の論文を出版し、その内容を学会で発表することをコンスタントに行うことができているので、おおむね順調に進んでいると言ってもよい。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は、研究に協力してくれた3名の英語教員の授業参観を実施し、インタビュー・データの補足資料としたい。2022年度に実施した調査は、論文としてまとめることができたが、その研究成果を2024年度の大学英語教育学会国際大会で発表する予定である(査読付き発表であり、すでに受理されている)。また2023年度に実施したインタビュー・データを基に、論文を10月までにまとめたい。
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Report
(3 results)
Research Products
(6 results)