中国語教育文法に基づくタスク中心型言語学習ゲームを取り入れた初級教材の開発と効果
Project/Area Number |
21K00682
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
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Research Institution | Yamanashi Prefectural University |
Principal Investigator |
賀 南 山梨県立大学, 国際政策学部, 准教授 (10647639)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
馬 叢慧 下関市立大学, 教養教職機構, 准教授 (70786657)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2022: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2021: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
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Keywords | 中国語教材開発 / 教室活動 / 文法項目の習得 / タスク中心型言語学習ゲーム / 中国語テキスト分析 / コミュニケーション能力養成 / 練習問題 / オンライン授業 / 文法学習とコミュニケーション活動 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、大学初修中国語教育の学習者の文法運用の正確さとコミュニケーション場面における適切さを向上させるために、①現在大学で使用されているテキストにおける練習問題を調査・分析し、②中国語教育文法に基づくコミュニカティブな教室活動のあり方を考察し、③入門・初級レベルの中国語文法項目の言語構造形式や意味理解に焦点をあて、文法項目横断的なタスク中心型言語学習ゲームを教室活動への導入した上で、その教育効果を検証し、オンライン授業にもある程度対応できる「タスク中心型言語学習ゲーム」初級教材の考案・開発を目指すものである。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、中国語教育文法項目の理解、定着、運用から、総合的な言語能力の向上を図るために、文法項目横断的なゲーム型アクティビティを取り入れたコミュニケーション活動をデザインし、その教育効果を検証したうえで、遠隔授業にもある程度対応できるゲーム型の初級学習教材を開発する試みである。 具体的な研究活動は、①現在日本の大学で使用されているテキストを調査・分析し、現段階での入門・初級レベルの教育現場におけるコミュニケーション活動の現状を明らかにする。②英語教育・日本語教育における最新の研究成果を参考とし、中国語教育文法に基づくコミュニケーション能力養成のための長期的な教室活動のあり方を考察する。③入門・初級レベルの中国語文法項目の言語構造形式や意味理解に焦点をあて、文法項目横断的なタスク中心型言語学習ゲームを教室活動へ導入したうえで、その教育効果を検証し、オンライン授業にもある程度対応できる「タスク中心型言語学習ゲーム」初級教材の考案・開発を目指すものである。 研究2年目は、初年度の教科書調査・分析の成果を踏まえ、文法項目別練習問題の現状および教室活動の現状をある程度明らかにした。加えて、文法項目の横断的な練習問題のデザインや教室活動のあり方について考察し、今まで開発、実践してきたゲーム型教材、学習指導案をさらに文法項目別に系統的に整理しながら、それを反映する教材の作成に着手した。得られた結果の一部は、国際学会で口頭発表の形にまとめ、発表を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
文法項目別コミュニケーション活動のデザインについては、概ね順調に進んているが、昨年度は対面形式の授業に回復しているものの、ソーシャルディスタンスの確保や、教室使用などの制限で、授業での実験効果の検証については、まだ十分に実施できない状況であった。また、タスク中心型言語学習ゲーム型の教材開発について、予想以上に多くの時間がかかったため、当初予定していた目標まで進めることができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は引き続き、デザイン、開発した文法項目横断的なタスク中心型言語学習ゲームを実践授業で効果検証を行う。検証結果に基づいて、コミュニケーション活動を修正、調整し、より有効な教授法、場面ドリルが活用できる教材開発の完成を目指す。なお、これまでの研究結果をまとめ、国内・国際学会で成果を公開する。また、本研究の3年間で得られた知見を研究成果報告書にまとめ、今後の課題を明らかにする。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)