Project/Area Number |
21K00717
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
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Research Institution | Meisei University |
Principal Investigator |
金 庚芬 明星大学, 教育学部, 教授 (50513892)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
尹 秀美 福岡大学, 人文学部, 准教授 (10647879)
松崎 真日 福岡大学, 人文学部, 教授 (30709621)
小島 大輝 近畿大学, 文芸学部, 准教授 (20712178)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 韓国語会話教育 / 会話教材作成 / 基本会話モデル / 韓国語 / 会話教育 / 日本語と韓国語の会話分析 / 会話管理能力 / 教授法 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、会話管理能力の育成を目指す韓国語教育のために、これまでの会話分析により得られた日韓の異同を活かし、日本語を母語とする学習者が会話管理の面で困難に感じる点にどのような共通点や相違点があるのかを明らかにする。また、それを基にした会話教材の開発および教授法を考案・実践し、その教育効果を検証することを目的とする。 そのために、研究期間内に、次の4つの課題を遂行する。①日本語と韓国語の会話コーパスの分析、②基本会話モデルを基に音声・映像教材の試案作成、③教材試案と指導案を用いた授業実践、およびその教育効果の検証と改善、最終的に④会話管理能力育成のための韓国語会話教材および教授法を開発する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、会話管理能力の育成を目指す韓国語教育のために、これまで行ってきた会話分析により得られた日韓の異同を活かし、日本語を母語とする学習者が会話管理の面で困難に感じる点を明らかにする。また、それを基にした会話教材の開発および教授法を考案・実践し、その教育効果を検証することを目的とする。そのために、研究1年目の2021年度は、教材試案の基になる基本会話モデルを作成するために、日韓会話コーパス(日常会話800分)を「会話の流れ&管理」の観点から、項目別に分析を行った。その結果、場面・状況別の会話者の役割、会話の自然さと文法の正しさのずれ、文末表現の仕方、副詞や感情表現の使用頻度、言語行動などにおいて、日韓の違いがあることを示すことができた。 それを踏まえて、基本会話モデルを作成するにあたって、①1対1と1対多数、②フォーマルとインフォーマル、③初対面と友人、④持続性と一回性という観点を設定し、大学生を対象とした10場面を提案することができた。具体的には、インフォーマル場面として、①買い物でのアドバイス、②相手の行動についてのコメント、③韓国文化・日本文化、④好きな歌手のコンサート・ドラマ鑑賞、⑤留学・卒業後の計画、フォーマル場面として、⑥課題・発表準備について、⑦先生と学生の会話、⑧発表の司会と討論、⑨交換留学選考の面接、⑩海外からの訪問者へのキャンパスツアー場面である。 今後は、各場面での会話文作成と音声録音作業、学習目標と狙いをまとめた教材試案及び教案の作成を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究参加者4名の研究課題に対する問題意識と役割が明確に共有されており、7回の定期的な(対面・非対面)会議を通してデータ分析及び会話場面の設定作業が順調に行われているため。
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Strategy for Future Research Activity |
設定した10場面の基本会話モデルを作成し、それぞれの学習目標や意図、関連語彙や表現を集め、教材試案を作成する。また、韓国で音声録音作業も行う予定である。合わせて、3年目に予定している授業実践のために、会話といったことばの運用面での日韓の異同、違和感の原因は何かという視点に基づき、会話能力を文法能力と同等に育成、発展させるための教授法を提案予定である。
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