Project/Area Number |
21K00837
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 03020:Japanese history-related
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Research Institution | University of the Ryukyus (2022) Okinawa Prefectural University of Arts (2021) |
Principal Investigator |
麻生 伸一 琉球大学, 人文社会学部, 教授 (30714729)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2025: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2024: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2021: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | 琉球史 / 首里 / 首里城 / 儀礼 / 琉球 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、首里や首里城でおこなわれていた儀礼の分析を通して、国王をはじめとする政治権力の生成や展開を明らかにすることを目指すものである。研究を通して、琉球国内における王権の機能およびその変化を明らかにするとともに、東アジアにおける琉球王権の位置を再検討したい。また、これまで時代別に捉えられてきた琉球王権の内実と特質を、より長期的なスパンで再考する。さらに、対外関係を中心として理解されがちだった琉球を、琉球王権を中心とした政治社会史の文脈で捉え直すことも目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
研究期間の2年目にあたる2022年度は、研究基礎史料のデジタル化と研究報告などをすすめた。研究実施計画に沿って「尚家文書」「図帳」を主な研究素材として分析をおこなった。 研究基礎史料のデジタル化では、1年目から継続して、那覇市歴史博物館に所蔵される尚家文書のうち『球陽』のデジタル化をおこなった。あわせて本科研で職員を雇用して、『球陽』(球陽研究会編、角川書店本)のテキストデータの校合作業をおこなった。これらにより本科件の基礎的な史料である『球陽』の研究基礎が構築できたものと考える。 また、学会・研究会などにて3度の関係報告をおこなった。報告タイトルと日時などはつぎの通りである。「三司官の任用と起請文」(琉球沖縄歴史学会2022年8月例会、琉球国の任用文書等に関する史料学報告会、2022年8月21日ハイブリッド)、「琉球国後期の聞得大君と王妃」(東アジア后位比較史研究会、2022年11月12日、オンライン)、「近世期の首里城重修と首里の人びとー木遣りから考えるー」(琉球沖縄歴史学会2023年1月例会 史料からみる琉球芸能―尚家文書の芸能関係史料を中心に―、2023年1月6日、オンライン)。いずれも参加者から多くの意見をいただいた。 また、論文(森達也氏との共著「首里城正殿重修図に関する基礎的研究(1)」『沖縄県立芸術大学紀要』31,2023、「18・19世紀における琉球の対清貿易について:「球商」との取引を中心に;」『琉球アジア文化論集』9,2023も公表できた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナウィルスの感染拡大に伴う研究計画の一部変更により研究初年度からおこなった本研究課題の基礎史料『球陽』(尚家本)のデジタル化を完成することができた。琉球史研究にとっても基礎史料の研究資源化をすすめることができたと考える。また、口頭報告、論文など研究成果の公表もおこなうことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
入手した史料のデジタルデータをもとに、基礎資料集の作成と本科研課題に関連する記事の抽出をおこなう。あわせて計画段階で立てたテーマごとに研究をすすめていきたい。
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)
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[Book] 首里城を解く2021
Author(s)
高良倉吉、島村幸一
Total Pages
336
Publisher
勉誠出版
ISBN
9784585320012
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