Project/Area Number |
21K00883
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 03020:Japanese history-related
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Research Institution | Okinawa National College of Technology |
Principal Investigator |
下郡 剛 沖縄工業高等専門学校, 総合科学科, 准教授 (50413886)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 譲 駒澤大学, 文学部, 教授 (00164971)
小川 順敬 駒澤大学, 総合教育研究部, 教授 (00338302)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | 家譜 / 筆跡 / 久米島 / 乾隆24年 / 書式 / 位牌 / 厨子甕銘書 / 家系資料 / 美済氏 / 上江洲家文書 |
Outline of Research at the Start |
前近代、久米島の地方役人の経歴と系譜を記録した文献史料、ならびに位牌・厨子甕銘書などの系譜史料を蒐集することで、地方役人個人の系譜と経歴を明らかにし、かつ文献史料については、それを翻刻した上で、公開することにある。日本史の朝廷研究で不可欠な『公卿補任』と『尊卑分脈』の、久米島地方役人バージョンを作成することで、上江洲家文書研究の基盤を整備する。
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Outline of Annual Research Achievements |
当該年度も引き続き、乾隆24年の家譜史料の翻刻作業を進めた。 その一方で、研究初年度から脆弱な医療環境を考慮して、差し控えてきた現地調査については、当該年度から本格的に再開した。 当該年度の現地調査で、特別に大きかった研究成果は、これまでにには確認できていなかった、乾隆24年家譜の原本史料を調査で発見・写真撮影に成功した点である。 乾隆24年に久米島で一斉に作成された家譜史料が、久米島の家系資料の嚆矢であることはこれまでにも述べてきた。新発見の家譜は、太史氏系の家譜であるが、これまで、写本のみの存在が知られていた。今回発見・写真撮影した家譜は、筆跡から、乾隆24年当時に作成された原本のひとつで、書式(内容)から、清書本ではなく、中清書本であることが確認できた。 久米島現地調査において、共同研究者の小川順敬氏が発見したが、これまでに積み上げてきた研究の蓄積があったために、本科研のこの段階で、新たに原本が発見できるとは想定しておらず、大きな成果であった。 それ以外にも、新しい家系資料の存在を発見・写真撮影できたが、この家系資料にどのような史料的位置づけができるのかは現時点では不明であり、最終的な報告書に掲載するか否かも現時点ではわかっていない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
全体として、当該年度は概ね順調であって、大きな成果があったことも事実であるが、やはり初年度のコロナのため、本格的な研究開始が遅れたことがひびいており、上記とした。
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Strategy for Future Research Activity |
基本的には、昨年度と同じく、家譜の翻刻作業を進めるとともに、現地調査も行う。 できれば、今年度中に、乾隆24年家譜の翻刻作業を終えたい。
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