Project/Area Number |
21K00900
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 03030:History of Asia and Africa-related
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Research Institution | Institute of Developing Economies, Japan External Trade Organization |
Principal Investigator |
高橋 理枝 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 学術情報センター図書館情報課, 課長 (00534877)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
能勢 美紀 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 学術情報センター図書館情報課, 研究員 (70866798)
今満 亨崇 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 学術情報センター図書館情報課, 研究員 (30950654)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2021: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
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Keywords | レバノン / 地図 / 資料公開 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、紛争地域の史資料を収集、保全し、学術研究や現地社会の発展に貢献するため、誰もが無料でアクセス可能、かつ利用価値の高い史資料の公開方法の確立を目指す。具体的にはレバノン政府刊行の地図資料を事例として、①資料理解に必要なレバノンにおける地図製作の歴史的経緯と背景を明らかにし、②国内外におけるレバノン地図の散逸状況と利用可能性をウェブサイトで発信し、また所蔵各館との現実的かつ効果的な連携方法を明らかにする。③政府刊行の地図資料を可能な限り入手し、それらとアジア経済研究所図書館が所蔵する地図を電子化して公開し、デジタル地図をオープンアクセスで提供するモデルの構築を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
本課題では、地図を電子化し、オープンアクセスな情報資源としてウェブサイト上で公開することを予定しており、既存のアジア経済研究所図書館地図ウェブ目録との連携も目指している。2023年度は、レバノンの著作権法に関する情報収集、地図デジタル化についての他館や研究者へのヒアリングを行い、デジタル化した地図の搭載について下記のように決定した。 (1)地図DB試行版をアジ研図書館地図ウェブ目録とは別サイトで作成し、現状の地図ウェブ目録のレバノンのページに試行版DBへのリンクを貼ることとした。 (2)デジタル化地図のメタデータ項目を決定した。地図ウェブ目録の現行メタデータ項目に、ジャパンサーチ、OldMapsとの連携可能となるよう、必要な項目を追加する。また公開する項目は、最終的に外部DBとの連携を決定した段階で設定することとした。 (3)国立国会図書館やオーストラリア国立図書館の例を参考に、デジタル化地図の書誌について、アジ研図書館システムへも登録し、オンライン蔵書目録検索(OPAC)での情報発信を行うこととした。書誌データとして登録する内容については、紙の地図資料をはじめとするアジ研図書館所蔵資料の情報発信と整合性をとれる形とする。 (4)ヒアリングの過程で、研究資源としての地図は、地図画像に緯度経度情報を与えて他のGISデータや地図と重ね合わせられることが重要であるとの指摘を受けた。またそうした利用を可能とするためには、二次利用のルールを明確にすることが必要である。これらを踏まえて、画像の提供方法や二次利用のルールを作成することとした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
年度後半に入り地図デジタル化の業務委託を実施しようとしたが、年度後半は業者側が繁忙期に入るため、業者へのヒアリングの日程確保が難しいこと、また費用も相対的に高くなることがわかった。そのため、デジタル化業務委託の年度内実施を見送った。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は、(1)地図のデジタル化を実施する。デジタル化した画像のIIIF化を行う。 (2)決定したメタデータ項目に従い、実際の地図のメタデータを作成する。またアジ研図書館システムに登録するデジタル化地図の目録を作成する。 (3)現行のアジ研図書館地図ウェブ目録が日本語のみのため、英語化を行う。 (4)地図DB試行版での、デジタル化地図の提供方法(地図の見せ方、二次利用ライセンス)を決定する。 (5)ジャパンサーチおよびOld Mapsとの連携について検討し、決定する。 (6)レバノンの著作権とレバノン地図作成の歴史に関する情報収集を引き続き行う。
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