Project/Area Number |
21K00908
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 03030:History of Asia and Africa-related
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
真下 裕之 神戸大学, 人文学研究科, 教授 (70303899)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 南アジア / ポルトガル / 史料 / インド洋 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、近世南アジア史の現地語資料から得られる歴史情報の多角的な意味づけに資するという観点から、ポルトガル関係資料を体系的に利用するための基礎を構築することである。その対象は、ポルトガル王国インド領にかかるポルトガル語の記録文書・編纂資料群、およびポルトガル国王の布教保護権のもと南アジアで行われたカトリック宣教にかかるポルトガル語・スペイン語・ラテン語・イタリア語の記録文書・編纂資料群の二つである。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、近世南アジア史の現地語資料から得られる歴史情報の多角的な意味づけに資するという点から、ポルトガル関係資料を体系的に利用するための基礎を構築することである。本研究の対象は、ポルトガル王国インド領にかかるポルトガル語の記録文書・編纂資料群、およびポルトガル国王の布教保護権のもと南アジアで行われたカトリック宣教にかかるポルトガル語、スペイン語、ラテン語、イタリア語の記録文書・編纂資料群の二つである。いずれについても公刊・未公刊の資料群から、16世紀以降18世紀初頭までにわたる近世南アジアの現地語資料との対照に資するものを体系的・網羅的に整理する。ポルトガル関係資料の全体像を把握することで、その史料論を確立し、近世南アジア史の現地語資料に対する有意の参考系たるべき資料群としての基礎を構築する。 2023年度においては前年度までに購入した、図書として刊行されている南アジア史・ポルトガル関係の一次資料と二次資料を基礎として、さらに関係資料の収集を進めた(設備備品費)。また電子データ化済の資料の一部については、これまでに済ませたテキストデータ化等の整理を基礎として精密な分析を進めた。一方、本年度は、昨年度の実地調査を延期した在リスボン(ポルトガル)のトッレ・ド・トンボ国立文書館、アジュダ博物館、海外史文書館の所蔵資料の実地調査に赴く予定だったが、感染症の収束に伴い、代表者が関与している他の研究計画複数が同時に再起動し始めた兼ね合いから、本研究研究期間を延長し、実地調査を次年度に実施することとした。このため2023年度は上記の図書資料や資料の電子化、データ整理等の作業に注力して、研究を進展させた。 さらにポルトガル関係資料を現地語資料と対照させる事例研究として「ジャハーンギールと『ジャハーンギール・ナーマ』」等を公表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本年度は、在リスボン(ポルトガル)のトッレ・ド・トンボ国立文書館、アジュダ博物館、海外史文書館の所蔵資料の実地調査に赴く予定だったが、本研究課題と部分的に関連する史料編纂所の共同研究の一環として、本年度、在ゴア(インド)のゴア文書館において所蔵資料の実地調査を行ったため、その準備と成果の整理を踏まえてから、リスボンの実地調査を行うこととしたため。
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Strategy for Future Research Activity |
研究期間を一年間延長し、当初の計画を踏まえた研究を進める予定である。本年度に行う予定であった、在リスボン(ポルトガル)のトッレ・ド・トンボ国立文書館、アジュダ博物館、海外史文書館の所蔵資料の実地調査を次年度に行う。
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