Thory of Attorney-Client Privilege
Project/Area Number |
21K01195
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 05050:Criminal law-related
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
丸橋 昌太郎 信州大学, 学術研究院社会科学系, 教授 (60402096)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 弁護士依頼者秘匿特権 / 社内文書 / 弁護士依頼者間秘匿特権 / セレクティブウェーバー / 企業犯罪 |
Outline of Research at the Start |
各国の弁護士依頼者間の秘匿特権のありようが異なるため、ある国での相談内容が他国において保護されない場合もあり、あるいは、ある国での対応が他国における保護を失わせる場合もあるなど、弁護士実務では、各国の制度の違いを超えた対応に迫られている。本研究は、特権の歴史的形成過程を踏まえた上で、アメリカ法、イギリス法、EU法の秘匿特権を支える考え方を双方向性の比較法により理論化して、弁護士依頼者間の秘匿特権に関する各国に共通する統一的な基礎理論を構築することを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
当時の実務書を参考に、依頼者と直接やりとりするソリシタの役割を分析するとともに、17世紀後半から18世紀前半のオールドベイリ裁判資料のうち、事務弁護士であるソリシタに対する証人尋問が行われた事件を中心に分析を行った。この時期、ソリシタが、依頼者である被告人に関して、証人として呼ばれることは珍しいことではないことがわかった。特に、Annesley v. Anglesea, 17 How. St. Trial 1139 (1743)では、依頼者に関するソリシタの証言拒否権が明確に否定されており、弁護士依頼者間秘匿特権は、いまだ確立していないことが確認できた。 また各国の秘匿対象となる情報を分析した。秘匿対象は、基本的に、弁護士の法的助言に限られるが、その範囲は、とりわけ社内の既存文書において取り扱いが異なった。アメリカ法(Upjohn Co. v. United States, 449 U.S. 383 (1981); Motley v. Marathon Oil Co., 71F.3d 1547,1550-51(10th Cir.1995)など)、イギリス法(P(Prudentiial PLC) v. Special Commissioner of Income Tax [2013] 2 AC 185; R v. Derby Magistrates’ Court, ex p B [1996] 1 AC 487 (HL) など)、EU法(AM&S, Case 155/79 [1983] QB 878; , Joined Cases T-125/03 and T-253/03 Akzo Nobel Chemicals and Akcros Chemicals v Commission (2007)など)の秘匿対象について、事例ベースでの違いを分析して、背景にある考え方を検討した。ガイドライン等による量刑等の見通しの度合いが英米でも具現化に影響を与えることがわかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コロナ禍の遅れを取り戻して、海外渡航により、前年度の分もあわせてヒアリングを実施することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度に向けて、当初計画通り、総括的な研究を進めていく。
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Report
(3 results)
Research Products
(5 results)