Effect of regional economic integration on within-country inequality in developing countries: empirical analysis using satellite imagery
Project/Area Number |
21K01460
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 07040:Economic policy-related
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Research Institution | Wakayama University |
Principal Investigator |
岡部 美砂 和歌山大学, 経済学部, 准教授 (20434649)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 途上国の空間的所得分布 / 人口衛星画像 / 貿易自由化 / 地域経済統合 / ASEAN経済共同体 / 途上国の空間的所得格差 / 人工衛星画像 / 夜間光量 / 土地被覆画像 / ASEAN |
Outline of Research at the Start |
本研究は、地域経済統合がもたらす貿易の利益が一国内で波及する過程や、国内の地域間格差に及ぼす影響について、特に途上国を対象として実証研究を行うものである。実証研究には、近年経済学で利用され始めている人工衛星画像と、既存の地理データや経済統計を組み合わせて用いる。人工衛星画像のみで経済活動を推計する際の課題を克服し、より正確な地域レベルの経済活動水準の計測を行い、グローバル化のもとでの途上国の空間的な発展過程を明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は、貿易自由化や地域経済統合による経済厚生への影響が空間的に波及するメカニズムを実証的に明らかにするものである。とくに、途上国を主な対象として詳細な行政区分、または地点レベルの経済活動を人工衛星画像によって推計し、貿易自由化が地域レベルの経済活動の差に与える影響を分析する。先行研究では、経済発展にともない空間的な所得分配は逆U字型で変化することが知られているものの、複数国間で比較可能な地域レベルデータによる実証は十分には行われてこなかった。本研究課題では、人工衛星画像を利用することで途上国を対象とした詳細地域レベルの分析が可能であり、貿易拡大や自由化による経済厚生の変化のプロセスを国際間で比較考察するものである。 初年度および2年目には、ASEAN加盟国を中心に二国間財別貿易フロー、関税・非関税障壁のデータ収集、および人工衛星画像の時系列接続等のデータ整備を進めた。2023年度より、ASEAN加盟国を中心として、貿易自由化のもとでの農村都市間格差の計測のため、人工衛星画像の解析と、そこから経済活動を予測するために用いる家計調査データの収集を行っている。これまでに、カンボジア、ベトナム、インドネシア、フィリピンを中心に家計調査データを収集・整備した。これらと、前年度までに収集した貿易データおよびその他の説明変数を用いて、回帰分析や機械学習の複数の手法で地点・地区レベルの所得水準予測値を推定している。分析によって予測された地点・地区レベルの所得水準に、貿易自由化に関連する変数が与える影響について検証を行っている。2024年度中に論文を完成させ、学会報告および学術誌への投稿を予定している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ASEAN各国の詳細分類貿易フローデータ、および関税率等のデータベースの収集と時系列接続などのデータ整備の作業は2023年度中にはおおむね完了した。引き続き、衛星画像の昼間画像から各地域の経済活動水準を予測するために学習データとして使用する各国の家計調査等の収集を行っている。それらの作業において、各国間、および時系列接続をして、比較可能なデータベースとして使用するための整備に引き続き時間を要したため計画より少し遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度より収集しているASEAN加盟国を中心とした各国の家計調査データを比較可能なものに整備し、人工衛星画像の昼間画像データによる詳細地域レベルの経済活動水準の推計を行っている。2024年度には実証分析を完成させ、さらに地理的特徴で区分した地域別の経済活動の変化と貿易自由化・経済統合の関係についての実証研究へと展開する予定である。研究成果は2024年度9月の国際学会で研究報告を行う予定であり、その後、国際誌への投稿・出版を目指したい。
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)