Project/Area Number |
21K01471
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 07040:Economic policy-related
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Research Institution | Kyoto Sangyo University |
Principal Investigator |
川越 吉孝 京都産業大学, 経済学部, 准教授 (40582193)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 研究開発補助金 / 垂直的市場 / 環境税 / 輸送距離 / 関税 / 貿易政策 / R&D補助金 / 輸出補助金 / R&D補助金 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、貿易紛争に発展する要因である研究開発(R&D)補助金や輸出補助金の効果についての分析を行う。 補助金はライバル企業の利益を奪うことがあり、レッド補助金と呼ばれ禁止されていることがある。しかし、航空機産業などのように最終財部門と中間財部門がある垂直的な関係がある場合、最終財企業によるR&Dは中間財企業を通じてライバルの最終財企業に技術のスピルオーバーが起こる。このため、R&Dは、ライバル企業にも利益が発生するだけでなく、世界全体の総余剰を増やす可能性がある。このような補助金の条件を導くことによって、世界での貿易紛争の解決手段の可能性を検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
研究開発補助金に関する研究は大幅に進捗し、7月にAustralian Conference if Economistsにて報告を行った。報告によって得られたコメントなどをもとに、英文査読誌に投稿を行った。 投稿した論文は、残念ながら不採択となった。このときに得られたレフェリーからのコメント及び、京都大学で開催された1月には国際経済学セミナー、3月にはMIYAZAKI WORKSHOP ON INTERNATIONAL ECONOMICSにて報告を行った時のコメントから論文はさらに精選化された。(今年度の業績に関しては、同タイトルの研究があるが、内容は各回で少しずつではあるがコメントを踏まえて改訂を行った。) 同時進行で、別の英文査読誌への投稿を行った。結果は、不採択ではあるが、エディターからはレフェリーのコメントを見て再投稿するようにとのコメントを得た。分析そのものではなく、分析に至るモチベーションについてのコメントが中心出るが、そのための予備的な分析を加えること及びモチベーションにつながる現実問題のサーベイを加えるなどの作業を行っている。 別に、距離を考慮に入れた関税政策と環境税政策に関する研究に関しても継続して行った。具体的な分析を加える作業は行わず、先行研究との違いを明確に記述することに注力を行った。 これに加えて、補助金事業に関連し、フェアトレードについての研究にも従事した。この研究においては、ベトナムに赴き現地統計局の職員などからの調査結果の収集作業を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
レフェリーへのコメントがどのレベルを求めているのかについての検討も踏まえ、一部分析を加えたため、再投稿への時間が必要となったため。
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Strategy for Future Research Activity |
2本の論文を同時進行中ではあるが、それぞれ年度初め(可能な限り4月中)に投稿する。その結果、レフェリーからのコメントに従い、論文の掲載につながるように改訂を行う。
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