「とりあえず」進路選択者のキャリア形成と雇用促進に関する実証研究
Project/Area Number |
21K01545
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 07050:Public economics and labor economics-related
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Research Institution | Chiba Keizai University |
Principal Investigator |
中嶌 剛 千葉経済大学, 経済学部, 教授 (30624837)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | とりあえず進学 / とりあえず志向 / キャリア教育 / キャリア形成 / とりあえず進路選択 / 雇用促進 |
Outline of Research at the Start |
明確な希望進路が示せないことから就労支援の対象外となり、非典型キャリアを歩むリスクが高まる層に対する効果的な政策的支援について、実証的に検討する。併せて、キャリア意識を高めることに役立てられるようなアセスメントツールの開発・活用を通じて、進路・目的意識が乏しい就職困難層の雇用促進のための具体的方策を提供する。
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Outline of Annual Research Achievements |
わが国の大学生(N=1839)が正社員を目指す心理を構造的に明らかにし、行動実践面との関連性を検討した。具体的には、Harren(1979)の概念尺度を用いて、「正社員になること」「正社員であること」「正社員として働く」という類型ごとに正社員意識に関する因子抽出を行った。その結果、3つの類型とも2因子構造を有することが分かった。 「正社員として働く」は「堅実・安定志向」「地元志向」で構成され、この2つの就業スタイルで大学生が思い描く働くイメージ全体の8割程度が説明できた。 「自らの正社員イメージに基づいてキャリア意思決定を行う」という仮説モデルに基づき、正社員意識から行動実践面(主体的取組み・就職活動準備)への影響を多次元的アプローチにより実証した。加えて、16個の個人特性(Gati et al.,2010)と正社員意識の関連についても分析した
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2021年度に構築したパネルデータを用いた解析を行い、投稿論文を2本執筆した(未公表)。また、これまでの一連の成果を踏まえ、毎日教育総合研究所「月イチ時事サポートYesNo?とりあえず進学」という寄稿文を執筆し、ニュース時事能力検定公式サイト(インターネットメディア上)に公表した。
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Strategy for Future Research Activity |
高3から大学1年の接続段階の3時点を追跡した縦断的アンケート調査では、高校卒業後の第3回目調査の回答率が大幅に低下してしまったため、インタビューなどの質的調査を併用し、少人数に対してく聞き取りを行う。場合によっては、仮説検証型アプローチから仮説構築へのアプローチに転換しながら、質的側面から補っていきたい。
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Report
(2 results)
Research Products
(11 results)