感情知能の制御と信頼形成に基づく効果的なバーチャルチーム管理フレームワークの構築
Project/Area Number |
21K01639
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 07080:Business administration-related
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
戎谷 梓 法政大学, 経営学部, 准教授 (90709867)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2025: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2024: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2023: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
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Keywords | 国際学会発表 / ネットワーキング / データセット / バーチャルチーム / 感情知能 / 信頼関係の構築 / 信頼形成 |
Outline of Research at the Start |
企業の多国籍化や多様な人材の獲得のため、遠隔協働可能なバーチャルチーム(Virtual Team、以下「VT」)により業務を推進する企業が増加している。一方で、コミュニケーション上の不便さや従業員間の信頼を構築・維持できないという懸念から、VTでの協働に懐疑的な企業も少なくない。そこで本研究では、感情知能と信頼形成の視点にもとづき、量的・質的調査やシミュレーションを通してVT管理の問題点を明らかにし、VTメンバー間の信頼構築のメカニズムやパフォーマンスの向上について考察する。これにより、VTの導入を検討している企業にとって実用的な、VTに特化したチーム管理のフレームワークを構築する。
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Outline of Annual Research Achievements |
令和4年度の主な研究成果は、(1)国際学会での研究発表、(2)海外の大学の研究者とのネットワーク形成、(3)データセットの準備が整ったことの3点である。 (1)の学会参加については、パンデミックの影響で長らく対面参加ができていなかった国際学会(Euro-Asia Management Studies Association)に対面で参加し、研究発表を行った。日本企業の人的資源管理の発表および国際チームで働くリーダーに関する発表を行い、多様なコメントを受けることができ、日本人メンバーを含むバーチャルチームメンバーの感情面の管理や効果的な人事管理についての本研究を円滑に推進する上でのヒント多く得ることができた。 (2)のネットワーキングについては、参加した学会やその他の学術的交流場面において、ヨーロッパやアジア各国の研究者らとネットワーキングを行うことができ、研究上の重要な情報交換を行うことができたとともに、今後の共同研究の計画を開始することもできた。研究テーマを多角的な視野で見つめ直すことは客観的な議論に不可欠であることから、構築したネットワークを今後の本課題の研究の遂行にも十分に役立てていきたい。 (3)のデータセットの準備については、本研究の開始当時から蓄積してきたデータがようやく分析し得るサンプル数に到達したため、量的分析用と質的分析用に分けた上で情報を整理し、分析をスムーズに開始できるよう準備した。量的分析用のデータは数値化して表データに起こし、質的分析用データは既にNvivoで複数回プロセスでコーディングを行なった上でコードブックを作成した。令和5年度はこれらのデータセットをもとにすぐに分析を開始できる状況である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究終盤の令和5年から6年に学術論文として本研究の結果を発信することを目標に、令和4年度までに収集データの分析の準備を整えるよう計画していた。分析の準備は整い、令和5年度後半には論文執筆を開始することが可能なスケジューリングとなっているため、概ね順調に進んでいるものと判断する。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度は、9月末までに収集データの分析を一通り終了させる予定である。10月以降、分析結果をもとに考察を行い、学術論文として国際ジャーナルでの掲載を目指して論文を執筆し、投稿を行う。データ分析や論文執筆は、共同著者らとミーティングを重ねながら多角的に進めていく。最終的に、令和6年度末の本研究終了時までに複数の学術誌での論文掲載を目指す。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)
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[Presentation] Sharing Insights from the Global Work Design Project: Cross-cultural Equivalence and Differences.2021
Author(s)
Biron, M., Farndale, E., Morgeson, F., Sun, J., Stavrou, E., Anseel, F., Bayona, J., Chuang, A., Ebisuya, A., Edvardsson, I., Einarsdottir, A., Gao, J., Gudmundsdottir, S., Gudmundsdottir, S., Kim, S., Minelgaite, I., Oladottir, A., Sanders, K., Sekiguchi, T., Sun, L.
Organizer
Academy of Management
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Int'l Joint Research