Modeling the impact of the development of telework environments on organizational memory mechanisms
Project/Area Number |
21K01650
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 07080:Business administration-related
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
柳原 佐智子 富山大学, 学術研究部社会科学系, 教授 (40262505)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古賀 広志 関西大学, 総合情報学部, 教授 (20258312)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | DX / テレワーク / 組織市民行動 / 在宅勤務 / 遠隔学習 / 情報リテラシー / 組織行動 / 記憶 / AI人工物 |
Outline of Research at the Start |
ICTと人間が共有する情報や知識は従来考察されてきた基幹業務活動の現場の視点や価値観と同じではない。本研究では、テレワークという業務活動の変革による「知の探索」の可能性を探るため、AIを含むICTと共存する組織での「組織の記憶メカニズム」の概念に焦点をあてる。組織での探索と深化の両立のために、組織とそこで働く人間のICTを利用した業務実践を通じた知識の記憶メカニズムの論理とそれをイノベーションにつなげるための組織的努力の原理を実証的に解明すると共に「テレワークを通じた組織の記憶メカニズム」「AI人工物が組織の記憶メカニズムに与える影響」について明らかにする.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究ではテレワークという業務活動の変革による「知の探索」の可能性を探るため、AIを含むICTと共存する組織での組織記憶メカニズムの概念に焦点をあてている。2022年度は、前年度の調査内容に基づいて一定規模のアンケート調査および特徴的な事例のインタビュー調査による可視化を進めた。 年度当初の実績としては、扱う情報の問題からテレワークが行いにくかった金融機関においても業務活動がオンラインにシフトしていることをもとに、FinTechとの関連性でテレワークを検討した。これにより、オンライン活動が日常化した金融機関でICTとの共存を図って業務における知を探索可能な人材をいかにして育成・確保するかに関する知見が得られた。 アンケート調査の結果は前年度のインタビュー調査から得られた知見をもとに現在さらに分析中であるが、概要については、前年度の調査から得られた成果と共に学会の全国大会および研究会にて報告した。特に、デジタルトランスフォーメーションとの関係性については、テレワーク社会を念頭においた組織行動の変化を組織市民行動の側面から報告した。 さらに、テレワークが日常化した執務環境の普及によって、デジタル・トランスフォーメーションがどのように進む可能性があるか、組織内の知識や意識が共有される条件やメカニズムについて、ボトムアップの活動から組織文化の変革が行われていくことを、社会物質性の観点も交えて考察し、学術雑誌にて報告した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナウイルスの影響による初年度調査の遅れの他、インタビュー対象者や関係者の罹患によるスケジュール変更を余儀なくされたことによって、継続調査で一部遅れている部分も見られるものの、研究成果は順調に出せており、年度の実施計画としては全体として概ね順調である。
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Strategy for Future Research Activity |
一部の国際会議の時期が予定と大きく変更されたことにより、入試業務と重なる可能性がある。時期的に一定の日数が必要な海外での報告が困難であることが予想されるため、国内開催の会議や国内の学会に焦点を絞って成果発表を行い、国際誌への投稿も並行して行う。また、関連するテーマの研究者との情報交換の機会を予定より多く持つことで、成果に対するコメントを得る機会を予定よりも増加させる。
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Report
(2 results)
Research Products
(28 results)
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[Book] 情報倫理入門2021
Author(s)
村田 潔、折戸 洋子
Total Pages
288
Publisher
ミネルヴァ書房
ISBN
9784623091256
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