起業による地域創生のための人的ネットワーク構築に関する研究
Project/Area Number |
21K01678
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 07080:Business administration-related
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Research Institution | The University of Fukuchiyama |
Principal Investigator |
亀井 省吾 福知山公立大学, 地域経営学部, 教授 (10868079)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渋谷 節子 福知山公立大学, 地域経営学部, 教授 (50715141)
板倉 宏昭 東京都立産業技術大学院大学, 産業技術研究科, 教授 (80335835)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 人的ネットワーク / 外部力と内部力 / 結束プロセス / 社会課題 / センスメイキング / 組織化の進化モデル / シグネチャプロセス / フィードバック / つながり / 社会的課題 / 架橋ネットワーク / 結束化 / クラウドファンディング / 互酬性 / 直接結合 / 関係性の埋め込み / 起業 / 地方創生 / 産学公連携 / SDGs |
Outline of Research at the Start |
本研究は、社会課題の解決という共通目的の設定下において、都市部と地方における起業家ネットワークの結束プロセスを明らかにすることが目的である。実証は、福知山市で実施予定の産学公連携事業により行う。都市部と地方の起業家ネットワークの結束プロセスを、文化人類学の視点も取り入れ明らかにする点に本研究の特色がある。また、本研究は、都市部と地方の連携によるSDGs諸課題へのアプローチの有効性を提示するとともに、特定都市に集中していた多様な企業活動を地方に還流しイノベーションを生み出すことへの貢献が期待できる。
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Outline of Annual Research Achievements |
社会課題の解決という共通目的の設定下において、都市部と地方における起業家ネットワークの結束プロセスを明らかにするべく、福知山市委託事業である「NEXT産業創造プログラム」において3事業年度にわたり実証研究している。研究成果として、2本の論文執筆と2本の学会発表を実施した。論文は、情報社会学会誌Vol.18,No.1と福知山公立大学研究紀要第8号へ掲載された。学会発表は、情報社会学会2023年年次研究発表大会Work In Progressと情報コミュニケーション学会第21回全国大会で実施した。以下、論文2本の概要について述べる。 情報社会学会誌掲載論文「地域イノベーションを導く人的ネットワーク形成要因の研究ー起業家育成プログラムにおけるPBL事例を通じてー」は、同プログラムにおけるPBLケースを用いて検証することで、結束プロセス態様を明らかにすることを目的としている。結果として、社会課題の解決などの共通目的の言語化を通じて形成された地域内ネットワークは、その質の転換を伴いつつ結束化し、更なる共通目的の広がりが地域間ネットワークの拡張へつながる可能性が見出された。 紀要論文「企業ESRモデルにおけるシグネチャプロセスの役割 ー事例考察を通じてー」は、センスメイキングにおける組織化の進化モデル(ESR モデル)と企業組織におけるシグネチャプロセスとの関係性について論じている。それらの概念や特徴を整理し、長い歴史を持つ企業のプロセスを通じて考察した結果、ESR モデルにおけるシグネチャプロセスの役割が発現するためには、企業組織の追体験による動的な歴史解釈が要件となり得ること、そして、組織に内面化し保持されたシグネチャプロセスを、新たな環境に照らしてESRモデルを展開することの重要点が見出された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究実施計画に記載した、実証プロジェクトとなる地域起業家養成のための社会人向け「スタートアッププログラム」は、福知山市委託事業「NEXT産業創造プログラム」として3事業年度の実施を終了した。当初構想した都市部起業家とのつながりを想定した研究分担者が主宰するスタートアップ・アクセラレーター研究所(東京都立産業技術大学院大学研究所)と連携した五反田バレー企業群との交流PBLはコロナ状況もあり、計画変更を余儀なくされた。しかしながら、プログラムには東京をはじめとした都市部の起業家などの受講参加があり、本研究の目的遂行には支障がなく実証研究はおおむね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
実証プロジェクトである福知山市委託事業「NEXT産業創造プログラム」は4年目となる令和6年度も認可され、代表研究者が受託事業代表者となっている。今後も、事業における実証を継続しつつ、蓄積された実証データをもとにした学会発表ならびに、原著論文執筆投稿を予定している。また、国際学会発表についても視野に入れて取り組んでいきたい。
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Report
(3 results)
Research Products
(8 results)