地域外企業の地域内発型地域活性化の取り組みの比較分析
Project/Area Number |
21K01682
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 07080:Business administration-related
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
宮副 謙司 青山学院大学, 国際マネジメント研究科, 教授 (20434590)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 地域活性化 / 進出企業の地域対応 / SDGs / 文化振興 / 観光振興 / 新規事業開発 / デジタル田園都市構想 / 地域内発型 / 企業経営 |
Outline of Research at the Start |
企業による地域活性化の取り組みは、その地域で創業した企業(いわゆる地元企業)が、その本業を成長させ地域経済に寄与する場合(地域内発型)と、全国的な大手企業あるいはその地域(県、経済ブロック)の有力企業が地域に進出して経済効果をもたらす場合(外部資源導入型)が考えられる。 本研究では、全国的な大手企業、地域有力企業の地方都市への進出事例を研究対象とし、研究条件が揃った愛媛県西条市をフィールドとして、それら外部から参入した企業群の地域活性化の取り組み(地域内発型の取り組み)について現状調査を行い、さらに業界他社比較、同社内他地域比較からその取り組みの特徴を明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は、当初計画の愛媛県西条市の企業についての事例研究を9月に実施した。また2021年度の状況から追加的に調査計画に加えた①徳島県神山町のサテライトオフィス形態での進出企業の動向調査、②長﨑県佐世保市のHISによるハウステンボスの取組みについての現地調査を実施できた。さらに追加調査予定であった福島県会津若松市のアクセンチュアの進出動向は、都合によりとりやめ、③兵庫県洲本市におけるJTBパブリッシング(旅行会社系出版会社)による地域活性化と、④宮城県気仙沼市の藤崎百貨店(本社仙台市)の地域での展開、及び全国的な大手冷蔵会社の進出による活動状況を現地に赴き調査することにして、それを実施した。 愛媛県西条市に関しては、キリンビール撤退後の同社が行っていた地域対応活動(ビール園の運営及び、感謝の森(森林整備活動))のその後の実施動向などを現地調査・インタビューを行った。企業による地域活性化の場合、当該企業が企業都合で地域から撤退した場合を想定した地域側の対応の重要性を今回発見できた。またその事案に関連して撤退も想定した企業の地域への活動の観点で、当初調査対象でなかったヤマハの音楽事業など新たな事例研究対象も発見できた。 長﨑県佐世保市のHISハウステンボスの事例研究に関しては、12月以降取り組んだため、研究室学生メンバーも投入して調査・分析し、3月に都道府県会館にて研究報告を行うまでにまとめることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コロナの状況が下半期に好転したため、下半期になって以降に地方への調査出張を急ピッチに行い、また新規に追加した研究対象については学生の研究補助も投入して下半期でかなりの現地調査と、その分のまとめを行い、部分的ではあるが、研究発表も実施できた。
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Strategy for Future Research Activity |
この2年間で研究対象を若干修正したが、その研究内容は、当初よりも企業のタイプ、地域のタイプが幅広くなり、その体系化によって、一層分析軸が多様になって研究内容の充実が期待できるようになった。研究まとめの体系=A)企業軸-①伊予西条(花王・クラレ・アサヒビール:クラレに関して民藝の掘り下げ、アサヒビールに関して企業撤退後の地域対応の課題、さらに類似都市-南足柄市との比較を追加)、②徳島県神山町(サテライト進出企業の地域での新規事業創造とその経緯)、③長﨑県佐世保市(HIS以前の金融機関を主とした企業コンソーシアムでの環境都市づくりの掘り下げ)④宮城県気仙沼市(キリンのCSR対応、横浜冷蔵の直接的な地域活動など)、B)企業軸-①蔦屋書店、②大丸、③三越など小売業の地域対応、ネットワーク対応の追加研究を行う。さらに最終年度にあたるため、研究のとりまとめと、研究成果発表を並行し順次実施していく予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)