Project/Area Number |
21K01773
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 07090:Commerce-related
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Research Institution | Kansai Gaidai University |
Principal Investigator |
姜 京守 関西外国語大学, 外国語学部, 教授 (30757985)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | IMCケイパビリティ / 企業文化 / 事業成果 / コミュニケーションキャンペーン成果 / 市場成果 / 財務的成果 / キャンペーン成果 / ブランド成果 / IMC Capability / Corporate Culture / Campaign Performance / Brand Performance / Customer performance / Financial performance |
Outline of Research at the Start |
近年の研究から、IMCの策定や実施は部署を超えて組織全体にかかわるため、組織のあり方が最も重要な問題であり、組織構造や組織文化といった組織の内生的要因がIMCの実施にあたり重要な先行要因であることが確認された。しかしながら、それらの関係構造を定量的に把握した研究はまだ少なく、今後の実証的な研究が期待されるところである。そこで本研究では、実務家への定性・定量調査を実施し、企業文化がIMC能力形成や包括的な事業成果に及ぼす影響について検討する。これにより、ホリスティックな観点からIMCのプロセスを描写した概念モデルの構築が可能となり、各構成概念間の因果関係の解明にも大きな前進をもたらすことが期待される。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、広告分野における中心的課題であるIMC(統合マーケティングコミュニケーション)ケイパビリティ形成において、組織文化の影響を理論的かつ実証的に解明し、その実践的な適用性を向上させるべく、議論を進めている。基本方針は、以下の3点に基づいている。①全社的なIMCと組織文化に関する文献研究、②全社的なIMCに関する質的調査、③上記①および②の分析結果を踏まえ、企業側のマネージャーを対象とした認識調査を実施。当該年度に実施された研究成果について、まずマーケティング関連の実務家を対象とした最初の定量調査(アンケート調査)を行った。この定量調査は、リサーチ専門会社の協力を得て、2023年6月に実施された。次に、2024年度に予定されている2回目の定量調査に向けた準備が進められている。これには、新たに得られた知見に基づく調査設計や、調査内容の最終調整などが含まれる。この一連の研究を通じて、本研究は最終目標に向けて一定の成果を達成したと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究は2つの主要な方向で進んでいる。(1)本研究の仮説モデルを検証するための定量的研究は順調に進行している。(2)2023年度に実施された最初の定量調査を分析・検討し、新たな仮説を導き出して、2024年に実施予定の2回目の定量調査(アンケート調査)を設計した。以上の状況から、研究の目的は、現在まで概ね良好に達成されていると考える。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度では、それまでに実施した調査および研究に基づいて、6月頃にマーケティング関連の実務家を対象とした2回目のアンケート調査を行う予定である。その後、データ分析を進め、仮説モデルの有効性を確認する。その上で、国内外の学会報告を行うとともに、論文誌への投稿を行う予定である。また、2024年8月中旬に開催される釜山国際マーケティング広告祭でフィールド調査も行い、研究全体のバックボーンとなる知見を深めることを試みる。
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