Project/Area Number |
21K01840
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08010:Sociology-related
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Research Institution | Yamaguchi Prefectural University |
Principal Investigator |
松元 悦子 山口県立大学, 看護栄養学部, 講師 (80634980)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2023: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | 難病患者 / 心理過程 / 在宅療養生活 |
Outline of Research at the Start |
本研究は,研究期間を3年間とし,1.在宅療養生活を継続している難病患者のインタビュー調査を行い,療養経過に伴う心理過程の検討を行う.2.在宅生活が困難になり施設入所等に至った難病患者のインタビュー調査を行い、在宅療養生活が困難に至る状況で生じる心理過程を認識,行動,社会的相互作用の変化を含め検討する.3.上記1・2の研究結果を統合し,難病患者の療養経過に伴う心理過程を当事者の視点から捉え解明する.
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Outline of Annual Research Achievements |
難病患者は、身体的な苦痛のみならず、心理的な苦痛に直面していることが予測される。しかし、近年の急速な在宅移行が進む現状において、難病患者が,難病罹患や,地域社会の中で多職種多機関の支援をうけながら過ごす生活をどのように受けとめているのか,長期療養生活の中で 展開するその揺れ動く心理過程は明らかではない.本研究では,難病患者が,質の高い在宅療養生活を長期にわたり継続できる為に,難病患者の心理過程を,療養経過に伴う認識,行動,社会的相互作用の変化を含めて明らかにすることを目的としている. 2022年度は,インタビュー調査を予定していた。しかし、年度当初は、新型コロナウイルスの感染状況を鑑みて、患者へのインタビュー依頼をする段階に留めた。年度後期では、WEB等コロナ禍を想定した感染対策を取り入れた準備をしていたことで、インタビューが実施できた。WEB等を活用したインタビューを取り入れたことは、疾患により会話が困難な患者にとっては、普段使用している通信機器でのコミュニケーションが可能となり負担が少ないというメリットがあった。インタビュー依頼済の対象者に関しては、今後、感染状況が落ち着いた段階でインタビュー実施予定である。 その他、関連学会に参加し、難病患者の心理に関する研究の動向について情報収集を行った。また、新型コロナウイルス感染症により、感染リスクの高い難病患者へのインタビュー実施が困難な状況が継続していたことから、先行研究やこれまでの難病に関する調査研究内容から、難病患者の心理過程を検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2022年度は,難病患者にインタビュー調査を実施する予定であった。しかし、新型コロナウイルス感染症の流行のため、インタビュー調査に遅れが生じている。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウイルス感染症の5類移行により、インタビュー調査が実施可能になる方向にある。しかし、インタビュー対象者が難病患者であることから、今後も感染対策を講じた上での研究の推進を図っていく。
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