Project/Area Number |
21K01942
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08020:Social welfare-related
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
田村 圭子 新潟大学, 危機管理本部, 教授 (20397524)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 特別支援学校 / 個別避難計画 / 災害時個別指導計画 / 垂直避難訓練 / 危機管理対応体制 / 児童・生徒の脆弱性検討 / 福祉避難所 / カリキュラムマネジメント / 避難生活 |
Outline of Research at the Start |
過去災害では一般避難所への避難をためらう障がいを持つ児童・生徒が多いことから、特別支援学校を福祉避難所として活用しようとする動きが始まっている。障がいをもつ児童生徒が、平時から培った教育環境である特別支援学校での避難生活を通して「何ができるようになるのか」「何を学ぶか」「どのように学ぶか」を明らかにし、復興社会の作り手となることを実現するための資質・能力を育む災害時カリキュラムマネジメントの方策を明らかにする。個別指導計画への被災の影響度を想定し、避難生活のストレスを少しでも軽減し、平時災害時のシームレスな教育カリキュラムのマネジメント方策を開発する。
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Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は、児童・生徒の中から、計画の策定対象となる事例を抽出し、災害時の個別指導計画を試験的に策定した。1)事例対象とする児童・生徒の平時の個別指導計画の調査を実施する必要があると想定していたが、対象フィールドの学校においては、それは必ずしも必要がないことがわかった。個々の児童・生徒において、学校における安全安心を確保するために収集しているデータを活用すれば、個別避難計画の要件をほぼ充足することができた。実際の避難行動については、毎年行っている避難訓練の状況を反映することで補完できた。一方で、データは、様々な機会において取得されており、一元的に管理されてはおらず、目的に応じて活用できる汎用性を持ってはいなかったことが課題であることが明らかとなった。そこで指導計画を含め教育環境に係るデータ項目の調査を実施し、汎用性を持った活用が可能となる方策の検討を開始した。 2)想定災害が発生した際の災害時個別指導計画の検討において、児童・生徒への災害時の影響を想定し、教育基本方針を踏襲しつつ、災害時において、どのように個別指導計画を組み立てることが可能かについては、クラス単位の目標設定・訓練実施による検証は実施できた。個人の計画については、1)の課題をクリアすると個人の計画に記載すべき事項が整理されるため、一気に作成を進めるための方法論の手順を検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2022年度は当初の計画通り、児童・生徒の中から対象となる事例を抽出し、災害時の個別指導計画を策定することができた。1)事例対象とする児童・生徒の平時の個別指導計画の調査を実施することで、解決すべき課題が特定された、2)想定災害が発生した際の災害時個別指導計画を検討することで、個別指導計画を組み立てることが可能かの検討が進んだ。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は、平時から災害時へのシームレスなカリキュラムマネジメント方策をとりまとめる。1)学校全体の災害時の指導戦略を検討する。・災害時の個別指導計画の総体をとりまとめる、・災害時において「何を学ぶか」「どのように学ぶか」「何ができるか」の教育基本方針を全体として、想定し、とりまとめる、・教育方針の実現に必要な「子どもの発達をふまえた指導」「学習評価」「実施のための資源」を想定し、とりまとめる、2)構築・整理したカリキュラムマネジメントが実現可能性のあるものかどうか、災害後の時系列的なシナリオを用いながら、検証のための机上訓練を実施する。
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