障害との関連に着目した児童虐待への対応・支援の実態把握と地域ネットワークの開発
Project/Area Number |
21K01968
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08020:Social welfare-related
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
大村 美保 筑波大学, 人間系, 助教 (60641991)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
相馬 大祐 長野大学, 社会福祉学部, 准教授 (70533199)
野村 政子 東都大学, ヒューマンケア学部, 教授 (70739391)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2021: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
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Keywords | 障害児 / 虐待 / 地域 / リカバリー / 地域包括ネットワーク / ネットワーク / 支援 / 児童虐待 / 障害 / 地域ネットワーク / 保護者 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、これまでほとんど検討されていなかった児童虐待と障害との関連に着目し、①障害児に対する児童虐待、②障害のある保護者による児童虐待について、虐待ケースの特徴・傾向を明らかにするとともに、未然防止及び早期発見、介入・支援の効果的なあり方を検討する。法制度が異なる児童福祉施策と障害保健福祉施策の双方に関わることに加え、地域における保健、医療、教育機関、インフォーマルサポート等、多分野にわたる関係機関の関与が想定され、地域におけるネットワーク支援の効果的な連携モデルの提示を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
近年、児童虐待相談対応件数は一貫して上昇傾向にあり、児童虐待の未然防止及び虐待が発生した場合の早期発見、介入・支援の強化が求められる。児童虐待と障害との関連では、障害児は一般児に比べ虐待リスクが極めて高いことが知られ、また、知的・発達・精神障害(疑いを含む)のある保護者により児童虐待に至るケースも少なくないが、障害との関連に着目した児童虐待への対応・支援に関する研究はほとんど行われていない。本研究は、児童虐待と障害との関連に着目し、障害児及び障害のある保護者からの児童虐待の未然防止・早期発見と虐待への対応・支援に関する実態把握を行い、児童虐待を発見しやすい立場にある保健・医療機関、学校、障害児通所支援事業所、民生委員・児童委員、相談支援事業所、インフォーマルサポート等を含めた児童相談所及び要保護児童対策地域協議会による地域ネットワークでの連携・支援モデルの提案を目的とした。 関係機関に対する実態調査《3年目》として、当初予定していた関係機関に対する実態調査から変更し、ネグレクトや心理的虐待に関与した児童自身の育ちの視点から、薬物やアルコールのアディクションのある子どもへの対応に関わり、海外での実践事例を確認した。具体的には、アメリカのリカバリーハイスクールや大学におけるリカバリーを支える支援についてSeth Welch氏(MSW, SUDP:Student and Family Advocate Addiction & Recovery Counselor Interagency Recovery)の取り組みについてオンラインでの座談会でインタビューを行い、また、研究協力者である渡邊洋次郎氏と鈴木葉菜氏が実際に訪問してリカバリースクールの実践を紹介する動画を撮影した。現在、教育訓練用教材として編集中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初に予定していた研究計画のうち、量的調査については変更し、アディクション関連でのネグレクトに焦点を当てることとしたため、研究はやや遅れている。後述するプログラム開発のための準備を進める予定であり、期限内に対応が可能である。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度に、ネグレクトや心理的虐待に関与した児童自身の育ちの視点から、薬物やアルコールのアディクションのある子どもへの対応に関わり、海外での実践事例を確認した。具体的には、アメリカのリカバリーハイスクールや大学におけるリカバリーを支える支援についてSeth Welch氏(MSW, SUDP:Student and Family Advocate Addiction & Recovery Counselor Interagency Recovery)の取り組みについてオンラインでの座談会でインタビューを行い、また、研究協力者である渡邊洋次郎氏と鈴木葉菜氏が実際に訪問してリカバリースクールの実践を紹介する動画を撮影した。現在、教育訓練用教材として編集中である。今後、これらの教材を用いた介入研究やプログラム開発を企画するための準備を行う予定である。
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Report
(3 results)
Research Products
(5 results)
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[Book] ポスト・コロナ学2022
Author(s)
大村美保
Total Pages
240
Publisher
明石書店
ISBN
9784750353746
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