Project/Area Number |
21K02040
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08020:Social welfare-related
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Research Institution | Kawasaki University of Medical Welfare |
Principal Investigator |
小田桐 早苗 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 講師 (10461245)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 茜 (下田 茜) 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 講師 (20412257)
諏訪 利明 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 准教授 (70633840)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2023: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | T-STEP / 発達障害 / 大学生支援 / 高等教育機関 / 自閉スペクトラム症 / TEACCH Autism Program / 就労移行支援 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、高等教育機関における発達障害学生への修学から就職までをサポートするプログラムの開発を目的とする。その方略として、米国で発達障害学生への支援として高等教育機関で実践されている就労までの移行プログラムであるT-STEP(TEACCH School to Employment and Post-secondary Education Program)を日本の高等教育機関に応じた支援プログラムを導入し、その成果について検討を行うものである。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、米国ノースカロライナ大学TEACCH Autism Programで実施されている「T-STEP」という高等教育機関に在籍する発達障害学生への支援プログラムを、日本において取り入れていくための実際的検討を行うものである。本研究においては、その実際について米国ノースカロライナ大学TEACCH Autism Programの視察等を行い、その実際を日本の中で実践することにより導入について検討することを主たる取り組みとしている。今年度は、10月に米国での視察を実現することができた。本視察では、TEACCH Confarenceにも出席し、知的障害を伴わない発達障害者についてのアイデンティティに関わる表現とその支援について情報を得ることができた。この点については、高等教育機関に在籍する発達障害の学生自身が、青年期前期というライフステージであることから、アイデンティティ形成の重要な時期であると考えられ、本研究における示唆に富むものであった。特に、本人への支援介入の際に、自分自身をどのように表現するかを確認して、その用語を用いたやり取りを行うことは、学生自身が我がこととして受け止める上で重要になることがわかった。視察では、TEACCH Autism Prigramのセンターにて、T-STEPおよび大学生支援の実際について、講義を受け意見交換をすることができた。大学生として発達障害学生が躓きやすい点を整理することができ、T-STEPがどの点をサポートしうるものがについて検討を行うことができた。更に、国内の学生支援を行っている大学と、就労移行支援事業所を視察し、国内状況について情報を得ることができた。これらの情報収集から、今年度取り組むT-STEPの具体的実施について検討を重ねることができた。本研究の遂行にあたり、研究分担者とは定期的にミーティングを行い、研究の進捗状況について、共有を行っている。令和5年度は月1回実施し、研究計画の修正等についても、共同で進めることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究は、これまでコロナ禍の影響を大きく受け、当初の予定通りの進捗とはならなかった。本研究は、米国での視察調査および国内調査を経て、T-STEPの模擬実施による導入検討という計画である。米国視察調査を実施できたのが、2023年度であり、T-STEPの模擬実施という点において、当初計画を鑑みやや遅れていると判断した。 2023年度に、米国ノースカロライナ大学TEACCH Autism Program T-STEPの視察を令和5年度に行うことができた。本研究では、米国視察を踏まえT-STEPの実施および導入の検討という流れになっており、そのプロセスの前半部となる米国視察を終え、導入に向けた内容検討を進めることができた。併せて、令和5年度に先進的取り組みを行う国内での実施機関へ視察を行うことができた。このことにより、現状の課題と導入へ向けた実際的検討を進めることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度に、米国ノースカロライナ大学TEACCH Autism Programの視察を実施することができ、国内での実施にあたり必要な情報を収集することができた。今年度は、実際にT-STEPに取り組み、その内容についての検討と導入へ向けた課題整理を行うものとする。具体的には、8月~9月に実施、10月~11月で結果分析、12月~1月でまとめ、報告書作成を行うものである。 令和5年度の視察については、令和6年度中にまとめ報告を行う予定である。 併せて、国内の研究動向についてのレビューを終えることができたため、学会誌等での報告を予定している。国内の学会へも参加し、情報集をさらに行い、導入の提案についても具体的検討を行う予定である。 視察報告書、T-STEP実施報告書、日本高等教育機関への導入検討に係るまとめを一つの報告書として作成することを最終成果として、研究を行っていく。
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