Project/Area Number |
21K02060
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08020:Social welfare-related
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Research Institution | Kyoto Sangyo University |
Principal Investigator |
奥田 睦子 京都産業大学, 現代社会学部, 教授 (90320895)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 精神障がい者 / 地域スポーツクラブ / コーディネーター / 公共性 / 多職種連携 / フットサル / ごちゃまぜ / 精神障害者 / スポーツ / 地域 / 組織間連携 / 障害者スポーツ / マネジメント / コーディネート組織 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、地域における障害者スポーツに関係する様々な組織の連携を担うコーディネート組織について、マネジメントと障害者スポーツの公共性の創造という2つの観点からコーディネート組織を捉え、ドイツにおける取組を基にそのようなコーディネート組織をつくる際の組織構造や手順を明らかにし、それらを踏まえて日本国内の一地域を事例として、地域におけるコーディネート組織の構築に際しての課題およびその解決方法を考察する。
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Outline of Annual Research Achievements |
I県における精神障がい者のフットサルを中心とするチームが、福祉サービスとしての一領域から地域のクラブ活動(以下、地域クラブ活動)へ移行し、特に継続していくことについて関係者へのヒアリングを基に考察を行った。その結果、以下の結果を得た。 地域のクラブ活動での活動への以降については、総合型クラブが窓口となりつつもそれまでの活動を維持する形(福祉サービス提供者でもあるフットサル指導者は変わらず、そのことにより一部、福祉サービスに関わる助言も行う形)で実施することで、それまで活動していた人への対応を変えること無く、一方で総合型クラブの活動に位置づけることで新たな参加者の募集の窓口が広げた。また、総合型クラブスタッフに対して障がいのある人たちのスポーツ参加の場を共に作っていくことに対するディスカッションの場を設けることにつなげた。一人の人が複数の組織に関わることで複数の組織の理念や現状を理解し尊重しながら進めることができる反面、個人の力量と熱意とに左右される可能性が大きくなる。一方、中立の立場で複数の組織の資源をやりくりするコーティネーターでは、地域で障害のある人のスポーツに対する公共性をボトムアップで作り上げていく際には、十分な信用が得られないことがヒアリング調査から明らかとなった。したがって、形式的なコーディネーターではなく、キーマンを活かしたサポ―ト役となる新たなコーディネーター像が必要ではないかと考察された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウィルス感染症予防の観点から、訪独し関係者へのインタビュー調査を行うことを延期していた。また、延期している間に応募者が予期せぬ病気にかかり、研究を進めることが困難な状況となってしまったことによる。
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Strategy for Future Research Activity |
体調が回復せず、訪独して資料収集が難しい場合には、可能な限りZoomでのヒアリング調査を依頼する。また、この研究に関連すると思われるドイツにおける事例の報告書があったことから、その資料の取り寄せが可能であることからヒアリング調査に変えて資料の翻訳を試みたい。 また、国内調査に関しては体調が良い時は可能であるので、実施していく予定である。
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