Project/Area Number |
21K02078
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08030:Family and consumer sciences, and culture and living-related
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Research Institution | Fukuyama City University |
Principal Investigator |
正保 正惠 福山市立大学, 教育学部, 教授 (00249583)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
弘田 陽介 大阪公立大学, 大学院文学研究科, 教授 (60440963)
山内 加奈子 福山市立大学, 教育学部, 講師 (20510283)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 虐待予防教育 / 子育て教育プログラム / 子育て世代包括支援センター / ポリヴェーガル理論 / クリティカル・リアリズム / バックキャスト / トラウマ・インフォームド・ケア / 親性教育 / 安心・安全 / 安心 / ボディワーク / 福祉と教育の接合 / バックキャスト型子育て教育プログラム / 相談事例 |
Outline of Research at the Start |
虐待のおそれのある親たちが「学べていなかったこと」を育児支援現場から抽出し,虐待予防をさらに進めて家族・家庭生活をウェルビーイングな状態にしていく家庭科等における児童虐待予防教育のカリキュラムとそのための教師教育プログラムを開発する。 ここで言うウェルビーイングには4つの側面があり,「心理・感情的」「身体的」「社会的」「スピリチュアル」な健康状態とされ,ニュージーランドのHealth Educationにはすでに取り入れられている。日本の小・中・高等学校の新指導要領等においてはまだそのような記述は見当たらないため,日本の土壌に即した尺度についても考案していく。
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Outline of Annual Research Achievements |
・研究全体像の理論化を行い、論文化している(正保正惠、性的虐待事例からのバックキャスティングにより構築する包括的性教育としての「親性教育」―トラウマ・インフォームド・ケアを手掛かりとして―、家政学原論研究、No.57、2023、10-19)とともに、相談事例と意識調査については、昨年度までに実施していたF市データに基づき、論文化(正保正惠・山内加奈子・弘田陽介、中等教育における性教育の現状と課題ー包括的セクシュアリティ教育との対比を通して―、福山市立大学教育学部紀要、第12巻、2024、47-57)を行った。 これらの論考の中で見出された内容は、人権教育を含めた包括的セクシュアリティ教育を、学校教育において行おうと知るとき、家庭科教育と保健体育科教育そして道徳を含めた教科と学校教育全体での包括的な取り組みが必要であるということである。また、社会教育の場面においても、大学発の地域連携センターが発足する中で、プログラム化を考えているところである。 ・調査として、O市における保健体育科教員に対する相談事例・意識調査を行った。また、米国における先進事例のヒアリング調査と、米国日本人学校における教員の相談事例・意識調査を行った。これらは2024年度に発表を行う予定である。 ・実践として、大学の授業における実践研究、社会教育における実践研究、高等学校におけるプログラム化研究を行っている。これらも、2024年度に論文化の予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
パンデミックによる遅延を何とかリカバーしてきているが、当初の3年間ではまとめることができなかったため、1年の延長をお願いしたところである。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度には、2023年度に行った調査を分析、論文化を行い、実践研究と高等学校における包括的セクシュアリティ教育のプログラム化を行う予定である。また、それらを国内外の学会においても発表し、部分的な内容ではあるが著書の刊行も予定している。
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