Project/Area Number |
21K02222
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09010:Education-related
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
山本 美紀 青山学院大学, 教育人間科学部, 教授 (60570950)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 芸術 / 文化施設 / アウトリーチ / 普及・啓発活動 / 芸術教育 / ホール / コンサートホール / 美術館 / オンライン / 教育コンテンツ / 芸術文化教育 / メディア / 芸術教育プログラム |
Outline of Research at the Start |
COVID-19感染拡大による制限下において、世界中の様々な業界や施設が多くの教育的コンテンツをネット上で提供してきた。本研究では、このような諸機関の活動や経験に伴走する形で行われる。歴史的パンデミックの中で、伴走型の実態調査と記録が、今後の検証やこれからの文化活動の展開にも重要な基礎資料となることは間違いない。 実際の「場」を持つ文化施設が、ネットやそれ以外の方法でどのように活動を展開したのか、国内外の実態を明らかにし、感染収束後の活動への影響を検証することを通し、地域に軸足を置く文化施設による、グローバルに展開する芸術文化教育活動の可能性を示し、新たな教育の地平を拓こうとするものである。
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Outline of Annual Research Achievements |
COVID-19感染拡大の影響で、登校が制限される中、自宅学習を余儀なくされる子供たちの支援のために、世界中の様々な業界や施設が多くの教育的コンテンツをネット上で提供してきた。本研究は、2019年末より始まったCOVID-19感染の拡大の下での、1.コンサートホールや美術館など地域の文化施設が提供した教育プログラム、またそれらが、2.感染拡大収束に向かう中で当該施設・地域の芸術文化教育活動に与えた影響を検証し、3.文化施設の有する教育資源を用いた双方向型芸術教育コンテンツの開発を目的とする。 緊急事態宣言下では、いつも以上に住民が地域に居ざるを得ない時だったからこそ、コンサートホールや美術館などの文化施設は、学校教育とは違った教育の機会を提供し、感染収束後の活動へとつなげる可能性があった。 2023年度は、2022年度までの成果をふまえ、一連の研究成果を研究ノートとしてまとめ、日本音楽芸術マネジメント学会学会誌『音楽芸術マネジメント』第15 号に投稿した。また、文化施設として神奈川県立音楽堂の協力を得、コロナ禍中に展開された同館のアウトリーチ活動について、調査・分析を行った。その結果、コロナ禍中での新たな展開には現在も引き継がれて、平時においてさらにブラッシュアップされて活用されているものがあることが明らかとなった。これらのうち、教師に向けたアウトリーチ活動について、「神奈川県立音楽堂 先生のためのアウトリーチ」において研究調査の実績をふまえた「監修の言葉」を担当した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2023年度は、研究代表者が年度中盤より体調を崩し、本来できるはずの現地調査が滞り、研究は遅れていると言わざるを得ない。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、研究代表者はリハビリを行いつつ、研究復帰しており、次年度は協力文化施設と共に、新たなコンテンツ作成に向け計画中である。進められなかった実態調査そのものも積極的に行うことができると考えており、昨年度の遅れを取り戻せるよう努める所存である。
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