Project/Area Number |
21K02365
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09030:Childhood and nursery/pre-school education-related
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Research Institution | Tokyo Future University |
Principal Investigator |
川口 めぐみ 東京未来大学, こども心理学部, 講師 (10626310)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2023: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
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Keywords | 言葉かけ / 行動分析 / こども / 保育者 / 大人 / 乳幼児 / 言語刺激 |
Outline of Research at the Start |
保育の中でこどもが多く触れる刺激のひとつに大人の「言葉」がある。しかし,大人のこどもへの言葉かけが,その後の行動形成や学習にどのような影響を与えているのかを明らかにした研究は少ない。本研究は,保育者の言葉かけを刺激とし,刺激によってこどもの行動や学習にどう影響しているのかを行動分析学的に明らかにし,保育の質や専門性の向上,こどもの発達理解に貢献していくことを目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
保育者がこども個人もしくは全体とかかわろうとするとき,その大半は言語的かかわりである。保育の中に溢れている保育者の言葉は,こどもの学習や行動を形成する直接的な刺激となっており,後のこどもの行動を形成する重要な情報となる。保育者の専門性について問うとき,発達理解や実践力,協働や省察的思考,共感的態度などのワードは多く見られるが,保育者の言葉かけについて検討した研究はほとんどない。 そのため,日常の保育現場の中で保育者がこどもにかける言葉とこどもの行動の関連について検討することを目的に研究を引き続き行う。 2023年度は,年長児に対する保育者の言葉かけデータを得るため,関東圏にある保育所で調査を依頼,開始した。年長クラスにおける保育者の言葉かけ(刺激)とこどもの行動(反応)の関連についてデータを収集するため,こどもの注意が届かない場所にカメラを固定し,行動出現の有無や行動出現までの反応時間など分析していく。 また,2023年度は,2022年度に収集した0.1.2歳児のデータを分析し,学会発表を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究を開始した2021年度は,COVID-19の感染拡大により調査協力園の研究承諾を得ることが難しく,2022年度に入り社会情勢が変化したことで,ようやく2021年度に予定していた研究計画を開始することができた。1年遅れかつ予定より少ない協力園によって0・1・2歳児クラスのデータが得られ,続いて2023年度に年長児のデータを収集した状況にある。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年に得たデータを分析し,学会や論文発表していく。また2022年度,2023年度のデータを統合して分析し,本研究のまとめとしても学会や論文発表を行う。
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