Project/Area Number |
21K02404
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09030:Childhood and nursery/pre-school education-related
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Research Institution | Nara Prefectual University |
Principal Investigator |
木下 裕美子 奈良県立大学, 地域創造学部, 研究員 (70434644)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 洋子 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (70647833)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 障がい / 保育学生 / 保育士 / 支援教員 / 子どもの主体性 / キャリア / 障害補償 / 保育 / ADHD / フランス / 日本 / 障害をもつ保育者 / 子ども主体の保育 |
Outline of Research at the Start |
保育実践では子どもたちの主体的な活動を育むことが求められている。そのため、主役である子どもの障害に比べ、保育者にある障害を扱う研究が少なかった。そこで、本研究では、障害者雇用政策が近年大きく転換し、保育分野においては保育者養成制度の改革の進むフランスにおいて、この保育の提供者として就労を希望しながら障害を抱えていることをめぐり、保育職への参入の在り方、当事者および関係者たちの保育の専門性への向き合い方、子どもとともに作り上げる保育実践を調査し、その際、どのような葛藤に向き合い、それを調整しているのか、を探る。そして、子ども主体の保育を議論する中で、ケア労働者のもつ障害に対する理解を整理する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本年度は昨年度に続き先行研究と情報収集を継続しながらフィールド調査を実施することである。 1.障害者雇用支援、社会連帯経済と保育:障害者雇用の課題として、職務に対する資格・技能を満たしていないことが挙げられる。その点に関連し、日本とフランスの保育士資格取得に関する欠格事項について文献資料調査を行った。日本のケースについて、2023年3月30日・31日に行われた国際シンポジウムColloque international Enfance et Handicap : discrimination, voix et pouvoir d'agir, inclusionにて報告を行った。 2.保育実践における障害保育者の課題:あらゆる労働者は、就労に関して労働安全基準に基づき、労務提供の範囲が業務内容に明示される。その中で、保育は人へのサービスであり、ケアする・される応答的な行為と協働作業の中から新たな関係性が生じていく。こうして変化する関係性によって採用当時とは異なる環境の中で、職務内容が再定義されることが想定される。①障害者雇用全般の抱える課題と何が異なり、共通するのか、②それらを克服するための工夫は何か、③新たに生み出される保育実践のプロセスとそれに対する意義について、当事者、保育サービスの利用者、保育事業者、障害者雇用支援者等の視点から、どのように解釈されているのか、である。そして、保育実践において重要とされる④子ども主体の保育の概念において、障害との関わりに焦点をあてた分析を行う。①と②から障害労働者が保育者としてキャリア形成していくことから以下を調査した。マラコフおよびリヨンの保育士養成校の教員、当事者の学生、卒業生および支援教員にインタビュー調査を行った(継続中)。③および④については来年度の課題である。本調査の結果は2023年5月13日日本保育学会にて報告予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
国際シンポジウムにて報告を行い研究交流ができたこと、シンポジウム論集に応募資格を得たこと、継続的な調査協力依頼を行っていること、2023年5月に行う調査の協力先(IEEF)が確保できていること、調査協力先の学校(Ocellia Lyon)の協力を得て、中間報告・研究交流会の予定を2024年3月に確保できたこと。
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Strategy for Future Research Activity |
保育は人へのサービスであり、ケアする・される応答的な行為と協働作業の中から新たな関係性が生じていく。こうして変化する関係性によって採用当時とは異なる環境の中で、職務内容が再定義されることが想定される。①障害者雇用全般の抱える課題と何が異なり、共通するのか、②それらを克服するための工夫は何か、③新たに生み出される保育実践のプロセスとそれに対する意義について、当事者、保育サービスの利用者、保育事業者、障害者雇用支援者等の視点から、どのように解釈されているのか、である。そして、保育実践において重要とされる④子ども主体の保育の概念において、障害との関わりに焦点をあてた分析を行う。①と②から障害労働者が保育者としてキャリア形成していくことから以下を調査した。マラコフおよびリヨンの保育士養成校の教員、当事者の学生、卒業生および支援教員にインタビュー調査を行った(継続中)。③および④については来年度の課題である。本調査の結果は2023年5月13日日本保育学会にて報告予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)