外国人児童生徒の在籍学級の学習への包摂に必要な支援と手立ての体系化
Project/Area Number |
21K02446
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09040:Education on school subjects and primary/secondary education-related
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Research Institution | Tsuda University |
Principal Investigator |
古川 敦子 津田塾大学, 学芸学部, 准教授 (80731801)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小池 亜子 (田中亜子) 国士舘大学, 政経学部, 准教授 (10439276)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 外国人児童生徒教育 / 学習環境 / 在籍学級への包摂 / 協働的関係性 / 日本語教育 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、外国人児童生徒を在籍学級の学習活動に包摂するために必要な支援の観点を明らかにし、具体的な手立ての例とともに体系化して提示することを目的とする。その目的達成のために次の3つの調査研究を実施する。①授業場面の観察調査から外国人児童生徒の在籍学級での学習の現状と課題を明らかにする。②授業観察と教員への聞き取り調査から支援の観点、具体的な手立てを抽出する。③学習活動における児童生徒同士の学び合いや関係性の変容に関する事例を収集する。これらの調査結果をもとに「在籍学級へ学習の包摂に必要な支援の観点と手立て」をまとめて示していく。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、日本語学習中の外国人児童生徒等を在籍学級の学習活動に包摂していくための支援・手立てを検討し、具体例とともに整理して提示することを目的とする。2023年度に実施した内容は以下の①~③にまとめられる。①②は教育現場において担当者とともに実践の改善に向けて行った取り組みであり、③は本研究の主目的である「在籍学級への包摂のための支援・手立て」を整理して冊子にまとめたものである。 ① 静岡県袋井市の外国人児童生徒教育の取り組みへの参加:昨年度に引き続き袋井市の日本語初期支援教室を訪問し、担当教員及び指導主事と外国人児童生徒教育課題について協議した。また(1)日本語担当教員と支援員との合同研修の内容検討、(2)教員による「学習支援カード」作成プロジェクト参加、(3)教員が外国人児童生徒教育に関して相談する「語る会」への参加、(4)日本語初期指導の内容の改善の試みを行った。いずれも支援の連続性と指導者間連携に関わる取り組みである。 ② 群馬県伊勢崎市の日本語教育研究班活動への参加:伊勢崎市の教員で構成される日本語教育研究班の活動に指導助言者として継続的に参加している。2023年度は日本語教室担当者研修の内容を研究班の教員とともに検討した。 ③ 群馬県伊勢崎市教育委員会との共同による外国人児童生徒教育のガイドブック『多言語多文化 いせさきの学び』作成(基盤研究(C)19K02404、研究代表者:小池亜子と共同作成):前年度までの聞き取り調査、他市(福岡県春日市、静岡県袋井市等)の取り組みをもとに在籍学級の担任教員を対象としたガイドブックを作成した。本冊子は「子どもが学ぶための環境づくり」「子どもの学びのデザイン」「大切な母語・母文化」「ことばの力を伸ばすために」の4章で構成され、18の事例が示されている。次年度に伊勢崎市の小中学校に配布予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2023年度は、2021、2022年度の遅れを取り戻すべく、研究計画を見直したうえで研究協力地域(静岡県袋井市、群馬県伊勢崎市)への訪問を複数回行い、教育現場や担当教員から課題や支援の事例を収集することができた。また伊勢崎市教育委員会の協力を得て、共同で外国人児童生徒教育のガイドブックの作成に取り組み、2023年度内に完成させることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は、2023年度に行った伊勢崎市日本語教室担当者研修の内容、および作成した冊子『多言語多文化 いせさきの学び』について学会発表を行う。冊子に関しては、伊勢崎市内の学校に配布した後、どのように活用するか、日本語教育研究班や指導主事とともに検討する。また、2023年度までに調査をした実践やインタビューを論文にまとめて公表する予定である。
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)