Project/Area Number |
21K02570
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09040:Education on school subjects and primary/secondary education-related
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
林 耕史 群馬大学, 共同教育学部, 教授 (50556743)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2022: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | 木製積木 / 木製玩具 / 彫刻 / 積木 / 木材 / 間伐材 / 造形教育 |
Outline of Research at the Start |
本研究は,どのような造形用素材が,今日の幼児,児童・生徒,高齢者にとって必要・有用かを,国産木材資源を有効利用して試作する積木を使用し,実践検証しながら追究するものである。教育に資する材料としての木製積木の特性と可能性を具体的に提示し,幼児から児童生徒,高齢者まで使用でき教育的効果のある造形用素材を提案する。積木は,国産木材の有効利用を意識して試作し,教育,療育現場における実際の使用や授業実践によってその効果を検証する。木製積木を中心に用いた保育並びに図画工作科・美術科のシンプルな授業構造とその実際から造形授業及び保育,療育の展開の可能性を検討,提案する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究においては,主に次の3つの課題を進めている。①木製積木の現況調査 ②木製積木の試作・改良 ③木製積木等を用いた造形美術教育における題材化と実践 である。2023年度における各課題についての具体的進捗・実績は次の通りである。 ①全国の木材加工業者および関連企業並びに行政組織・法人による国産木材商材・加工技術の展覧催事(2024年1月 於 東京)を視察。これにより,木材加工の先端技術,応用,地域との連携などの具体例を見ることができ,自らの加工技術への参考になった。また,木材による家具,玩具および生活雑貨を製作している全国の企業,法人による展覧催事(2023年8月 於 東京)も視察。ここでは,特に木製玩具の多様な展開を見ることができ,業者とのつながりも得ることができた。 ②上記で得たノウハウをいかし,地元業者から材料提供を得ながら木製積木の試作を重ねた。本年度は,子どもから大人,高齢者まで,手と身体の感覚を手掛かりにして遊ぶ積木を考案した。ここで主テーマとしたのは「自分の身体を木片に置き換える」というものである。自分の身長や体重,身体の大きさを積木など木片に転換し,客観的に自分を眺めてみるのである。幼児から大人,高齢者まで気軽に楽しめ,行為や会話が促進される効果が見られた。 ③②で試作した積木を使い,ワークショップ的な展示を行った。参加者が自由に積木で遊ぶ場を提供し,その様子を観察することができた。積木の多様な形態や遊び方の示唆を得ることができた。 以上のように,視察,試作,実践を進めることができた。まだ教育現場での実践と検証ができていないため,補助事業(研究)期間の延長を申請し,2024年度に継続研究する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2023年度実績として記載した①および②については,一定の成果を得ることができたが,実際の教育現場での実践がまだ十分ではない。延長が認められた2024年度の期間を生かして,実践し成果をまとめていく。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度には,残された課題である教育現場での木製積木を用いた造形美術教育の実践と検討を中心に行う。これについては,幼稚園や特別支援学校などでの実践を計画している。積木による活動の場を「つくる」だけでなく,「自分をみる」「他者とのコミュニケーション」などの視点で構成し,学齢に適した展開を検討したい。
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