養護教諭養成での学校看護技術におけるフィジカルアセスメント実践力育成モデルの樹立
Project/Area Number |
21K02621
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09050:Tertiary education-related
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
葛西 敦子 弘前大学, 教育学部, 教授 (80185735)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 伸子 熊本大学, 大学院教育学研究科, 講師 (10226946)
山田 玲子 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (10322869)
福田 博美 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (90299644)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
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Keywords | フィジカルアセスメント / 学校看護技術 / 養護教諭養成教育 / 養護教諭 / 模擬事例 |
Outline of Research at the Start |
本研究では,多様化・複雑化する子供の健康問題に対して確かな養護実践力をもって対応できる養護教諭を養成するために,「学校看護技術」における「フィジカルアセスメント」実践力を育成するための教育モデルの樹立を目指す。具体的には,(1)「フィジカルアセスメント」教育内容とそれを支える知識・技術の妥当性を検証する。(2)「模擬事例」を活用した「フィジカルアセスメント」の実践・判断・救急処置活動を展開する教育プログラムを作成する。(3)養護教諭養成課程学生を対象に,本教育プログラムを実践・評価し,教育内容を検討・改善し,「学校看護技術」における「フィジカルアセスメント」実践力育成モデルを完成させる。
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Outline of Annual Research Achievements |
≪計画3:養護教諭の救急処置実践事例を基盤とした「模擬事例」の作成≫では、①「体調不良を訴える小学校6年生の女子(医療機関での診断:熱中症)」、②「腹痛を訴える高校2年生の女子(医療機関での診断:急性虫垂炎、腹膜炎併発)」、③「頭痛を訴える小学校2年生の女子(医療機関での診断:無菌性生髄膜炎、手足口病の不顕性感染後)」、④「昼食後に体調不良を訴える小学校2年生の女子(医療機関での診断:食物アレルギーによるアナフィラキシーショック)」の模擬事例のシナリオを作成した。 ≪計画4:フィジカルアセスメント教育プログラムの立案≫では、(1)フィジカルアセスメント概論(講義),(2)基礎編(フィジカルアセスメントの基本技術)(実習),(3)応用編(「模擬事例」を活用したフィジカルアセスメント)(実習)で、授業を構成した。それを基に、学校看護学実習(大学により、「授業科目の名称」は異なる)において養護教諭養成課程学生を対象に、①、②、③の模擬事例を活用したフィジカルアセスメントによる観察・判断・救急処置を実践してもらった。「模擬事例」の実践に当たっては、ⅰ.資料の配付、ⅱ.実習の概要説明、ⅲ.ブリーフィング(事例説明)、ⅳ.養護教諭として模擬事例への対応シナリオの作成、ⅴ.「模擬事例」を活用した養護実践、ⅵ.デブリーフィング(振り返り)を展開してもらった。 また、令和3年度の≪計画2:養護教諭が子供の身体を観察・判断する上で必須なフィジカルアセスメント教育内容の明確化≫では、グループインタビュー法により、 フィジカルアセスメント教育内容の検証を実施する予定であった。しかし、コロナの感染状況から、研究協力者同士の対面でのグループインタビュー法の実施は、不可能と判断し、令和4年度に延期としたが、コロナ感染状況は収束せず、実行できなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
≪計画3:養護教諭の救急処置実践事例を基盤とした「模擬事例」の作成≫では、模擬事例でのシナリオを4例作成した。≪計画4:フィジカルアセスメント教育プログラムの立案≫し、学校看護学実習(大学により、「授業科目の名称」は異なる)において養護教諭養成課程学生を対象に計画3の「模擬事例」を活用した養護実践ができた。このことから、 「(2)おおむね順調に進展している。」と判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
≪計画5.立案した「養護教諭養成で教授する学校看護技術におけるフィジカルアセスメント教育プログラム」の実践と評価≫は、4大学の養護教諭養成課程学生を対象に,授業「看護学実習」の中で立案した「フィジカルアセスメント教育プログラム」を講義・実習する。受講学生に,本プログラムの前後にアンケートを実施し・評価する。 研究代表者・分担者で計画5について検証し,≪計画6.養護教諭養成での学校看護技術におけるフィジカルアセスメント実践力を育成する教育モデルを完成させる。≫ そして、最終目標である「養護教諭養成での学校看護技術におけるフィジカルアセスメント実践力を育成する教育モデルを樹立」を目指す。
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)