• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

発達障害の特性のある学生のための高専版実験実習支援プログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 21K02645
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 09050:Tertiary education-related
Research InstitutionOsaka Metropolitan University College of Technology

Principal Investigator

鯵坂 誠之  大阪公立大学工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (60634491)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 池田 友美  摂南大学, 看護学部, 教授 (70434959)
中田 裕一  大阪公立大学工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (80249812)
高橋 舞  大阪公立大学工業高等専門学校, その他部局等, 助教 (50862562)
Project Period (FY) 2021-04-01 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2022)
Budget Amount *help
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Keywords発達特性 / 実験実習 / 環境調整 / ユニバーサルデザイン / 発達障害 / 実験実習支援 / 空間モデル / プログラム開発
Outline of Research at the Start

日本学生支援機構によると、全障害学生数に対する発達障害学生数の割合は18.8%となっている。発達障害のある学生、またはその疑いのある学生への学習支援の困難さが指摘されており、その改善が課題となっている。特に「ものづくり」が求められる高専においては、座学のみならず実験実習が必須であることから、高専独自の支援項目を設定し、学習支援につなげていくことが重要である。そこで本研究ではインクルーシブ教育の理念に基づき、発達障害の特性のある学生のための高専版の実験実習支援プログラムを開発する。

Outline of Annual Research Achievements

2022年度の前半は、インタビュー調査を予定していたが、COVID-19対応の関係で対面による聞き取り調査が困難となったことから、それに類似するアンケート調査を代替実施した。その際、昨年度と同様に、Jiメンタルヘルスプログラムを使用した。これにより継続的に学校生活における困りごとを把握するとともに、今年度はさらに詳細を把握するための自由記述による回答も求めた。対象者は、大阪公立大学高専(旧大阪府立大学高専)の第4学年であり、①昨年度からの継続者であること、②詳細な回答を行うことに同意が得られた学生23名である。この結果、発達特性が50%以上の学生(A群)と、50%未満の学生(B群)の割合は、A群が21.7%であった。一般的には10%程度で発達特性傾向が高いと判断されるため、発達特性が50%以上となる学生の割合は昨年度と同様に比較的多い傾向となった。次に、自由記述による学校生活における困りごとの詳細を把握するために、テキストマイニングツール(KH coder)を使用し実験実習科目の困りごとを類型化した。2022年度の後半からは困りごとに応じた環境調整を図るためのシミュレーション・モデルの作成に取り組んでいる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

昨年度から継続してシミュレーション・モデルを作成している。とくに発達特性の傾向が高い学生は、目的や指示が不明瞭な場合に次の行動を起こすことができず混乱が生じている可能性がある。そこで、段階的に作業をイメージしやすいように情報を提示することが重要であり、そのための環境調整が必要となる。また、細部へのこだわりが強い場合には切り替えが困難となり、他の作業に移れない可能性もある。シミュレーション・モデルの作成は2段階に分かれており(1)3D-CADによるシミュレーション、(2)モックアップによる空間化、の2段階である。現在、(1)のシミュレーション・モデルまでが完成しており今年度は主に(2)のモックアップを行う予定であり、その準備を行っている。また、これらを踏まえて質問紙調査を行う予定であり、その項目を検討している。さらに、昨年度はCOVID-19の関係から、海外渡航が困難であったが、現在までに先進地事例先であるフィンランドの国立特別教育研究機関「Valteri」(ヴァルテリ)との連絡調整が完了している。今年度は具体的にヒアリングを実施する予定であり、その準備を進めている。

Strategy for Future Research Activity

2023年度の前半は、実験実習における困りごとを改善するための環境調整を図ることにつながるシミュレーションに基づく空間モデルを用いて、質問紙調査を行う。また2023年度の後半でその結果を踏まえたヒアリングを実施する。

Report

(2 results)
  • 2022 Research-status Report
  • 2021 Research-status Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2022

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 発達特性の傾向と学校生活における困りごとの有無の関係性2022

    • Author(s)
      鯵坂誠之, 中田裕一, 高橋舞, 池田友美
    • Organizer
      日本高専学会年会講演会講演論文集
    • Related Report
      2022 Research-status Report

URL: 

Published: 2021-04-28   Modified: 2023-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi