• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

対話エージェントとダッシュボードを活用した自己調整を促すオンライン学習環境の構築

Research Project

Project/Area Number 21K02747
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 09070:Educational technology-related
Research InstitutionThe University of Electro-Communications (2022)
Iwate Prefectural University (2021)

Principal Investigator

高木 正則  電気通信大学, eラーニングセンター, 准教授 (80460088)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 森本 康彦  東京学芸大学, ICTセンター, 教授 (10387532)
奥原 俊  京都大学, 情報学研究科, 特定助教 (10754468)
Project Period (FY) 2021-04-01 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2022)
Budget Amount *help
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Keywords振り返り / 学習計画 / 自己調整 / ダッシュボード / チャットボット / コミュニケーションロボット / 数学教育 / プロンプト / 対話エージェント / オンライン学習 / 教育用AI
Outline of Research at the Start

本研究では,オンライン学習における学習者の自己内省の促進と,自己調整力の向上を目的とし,学習者自身で学習計画の立案, 学習の遂行,学習の振り返り,の学習サイクルを回すための学習記録データ登録機能,機械学習等を利用して学習記録データを分析するAI機能群,チャットボットをはじめとする対話エージェントとの対話を通して学習者自身が自分の理解が不足している箇所や学習方略等の改善を検討できる振り返り支援機能,学習者が見通しをもって粘り強く学習に取り組んだ活動や,自己の学習活動を振り返って試行錯誤しながら次の学習の改善につながったプロセスをも可視化するダッシュボード機能等を開発する.

Outline of Annual Research Achievements

2020年度と2021年度に本研究で開発した学習計画作成支援システムを大学の数学基礎科目で利用した結果を分析した.その結果,(1)学習計画の実施を重視した問いかけをするダッシュボードベースの振り返り機能を使うことで,非先延ばし率や学習完了率が向上し,実行可能性の高い学習計画が作成できていたことが示唆された.また,(2)振り返り支援機能に登録された振り返り内容を分析した結果,6割以上の振り返りが計画実施率の改善と目標達成度の改善に関する振り返りであったことが確認された.(3)アンケート結果からは,学習計画の振り返りの際に,学習範囲,計画実施率,学習完了率,学習時間,テストの点数,理解度,振り返り内容等を提示することが有効であることが示唆された.さらに,(4)非先延ばし率,学習完了率,目標達成度,振り返り内容の分析結果から,非先延ばし率と目標達成度の高い学習計画を作成できるようになるためには,振り返りを入力する際のプロンプトとして,確認テストに関する質問や計画通りに学習できた/できなかった原因について深く考えさせる質問を設定すること,また,ダッシュボードと対応づけて振り返りできる機能を提供することが有効であることが示唆された.(5)振り返り内容の分析結果からは,振り返り支援機能のユーザインターフェースと振り返り時の問いかけの内容が変わると,振り返りの質や内容が変化することが明らかになった.
また,紙,Googleフォーム,チャットボット,コミュニケーションロボットのそれぞれで振り返りをさせ,振り返りの文字数と内容を比較した.その結果,コミュニケーションロボットを利用した場合,振り返りの文字数が最も多かった.さらに,チャットボットとコミュニケーションロボットを利用した場合,振り返りの根拠や具体的な用語を伴った振り返りが多かった.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

1: Research has progressed more than it was originally planned.

Reason

本研究で開発予定であったシステムを2021年度までに概ね開発することができ,当初の計画よりも早く実際の教育現場でシステムを利用できたため,2022年度に実験結果の分析や本システムの評価を概ね終えることができた.

Strategy for Future Research Activity

2022年度までに実践した教育現場でのシステムの利用結果等を踏まえ,本研究の評価,分析を重点的に実施する.具体的には,学習記録データの分析結果だけではなく,見通しをもって粘り強く学習に取り組んだ活動や,自己の学習活動を振り返って試行錯誤しながら次の学習の改善につながったプロセスをも可視化するダッシュボード機能を検討する.また,ダッシュボードと振り返り支援機能を大学の授業で利用した結果を分析し,学習者の自己調整力の向上に役立つ情報や必要な支援を明らかにする.さらに,教員・TA・SA・保護者等が対話エージェントとの対話内容やダッシュボードの内容を確認したうえで,各学習者に個別最適化された指導・助言をできるか検証する.その他,これまでチャットボットを利用していた振り返り支援機能を音声対話スピーカーやコミュニケーションロボットに応用可能かどうかについても検討する.

Report

(2 results)
  • 2022 Research-status Report
  • 2021 Research-status Report
  • Research Products

    (6 results)

All 2023 2022 2021 Other

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (4 results) Remarks (1 results)

  • [Journal Article] Development and Evaluation of a Support System for Creating Learning Plans by Reflection on Past Learning Plans and Learning Situations2023

    • Author(s)
      Masanori Takagi, Haruka Ishikawa, Hisashi Ichikawa, Yasuhiko Morimoto
    • Journal Title

      Journal of Information Processing

      Volume: 31

    • Related Report
      2022 Research-status Report
    • Peer Reviewed
  • [Presentation] 講義動画に対するチャットボットからの質問への返答内容の分析2022

    • Author(s)
      佐藤瑞樹,高木正則,市川尚
    • Organizer
      情報処理学会第84回全国大会講演論文集,4ZH-04
    • Related Report
      2021 Research-status Report
  • [Presentation] 学び方改善のための契約書を作成する自己調整学習支援システムの開発2021

    • Author(s)
      小野峻明,市川尚,高木正則,富澤浩樹,阿部昭博
    • Organizer
      情報処理学会研究報告コンピュータと教育(CE),2021-CE-160,3,pp.1-8
    • Related Report
      2021 Research-status Report
  • [Presentation] 授業外学習における学習計画と学習状況の客観的な把握を促す振り返り支援機能の開発と評価2021

    • Author(s)
      石川晴香,高木正則,市川尚,森本康彦
    • Organizer
      情報処理学会情報教育シンポジウム論文集.2021,pp.45-52
    • Related Report
      2021 Research-status Report
  • [Presentation] 数学学習における振り返りの質を高めるプロンプトを実装したチャットボットの開発と評価2021

    • Author(s)
      佐藤優輝,高木正則,市川尚,森本康彦
    • Organizer
      情報処理学会研究報告コンピュータと教育(CE),2021-CE-162,No.17,pp.1-7
    • Related Report
      2021 Research-status Report
  • [Remarks] チャットボットを利用した学習支援

    • URL

      https://takagi-lab.jp/chatbot/

    • Related Report
      2021 Research-status Report

URL: 

Published: 2021-04-28   Modified: 2023-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi