Project/Area Number |
21K02749
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09070:Educational technology-related
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Research Institution | The Open University of Japan |
Principal Investigator |
葉田 善章 放送大学, 教養学部, 准教授 (00392291)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 生涯学習 / 学習解析 / オンライン授業 / 教育ビッグデータ / エビデンスに基づく教育 / 学習モデル / 教材活用 |
Outline of Research at the Start |
本研究は,生涯学習に学習解析(LA: Learning Analytics)を導入し,学習者の特性や学習目標の到達度を測る解析手法を確立することによってエビデンスに基づいた教育の実現を目指す。申請者が所属する生涯学習の中核的高等教育機関である放送大学のオンライン授業が実践フィールドである。確立した解析手法を用いて,教職員に授業をはじめとした教育サービスの改善に役立つ情報を示し,個々の学習者に有益となる教育サービスを実現する方法・手法を追求する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,生涯学習に学習解析(LA: Learning Analytics)を導入し,学習者の特性や学習目標の到達度を測る解析手法を確立することによってエビデンスに基づいた教育の実現を目指すことが目的である。申請者が所属する生涯学習の中核的高等教育機関である放送大学のオンライン授業が実践フィールドである。確立した解析手法を用いて,教職員に授業をはじめとした教育サービスの改善に役立つ情報を示し,個々の学習者に有益となる教育サービスを実現する方法・手法を追求する。 2023年度は,学内に存在するデータの種類を調査し,解析した結果をどのように適応するかを検討するために学習活動の流れを整理した。一方で,これまでデータを蓄積し,解析を行う基盤として用いる予定であった学内に存在する教材・素材アーカイブシステムの見直しが予想外に行われることとなり,研究の展開を含め,改めてシステム面での見直しが必要となった。教材・素材アーカイブは,学生に提供する教材を蓄積し,これまでなかった教材活用への取り組みを目指したシステムである。教材を制作して提供するという流れは確立されているが,一度制作した教材の再利用や,教材を効果的に用いた教材制作,学習者に対応した学習情報の提供など,データを活用した学習提供方法については解決すべき課題が多い。抱える業務負荷とのバランスを踏まえ,主に設計面での検討を進め,データの整理や解析ツール,解析手法の検討など,できる範囲での検討・整備を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2023年度の本務における業務において,放送科目2科目の制作(書籍1冊執筆,1科目分の収録)など,学内業務の負荷が高かったことや,用いる予定であった教材・素材アーカイブシステムの取り組み自体に予想外の見直しが行われ,再検討が行われることとなった。このため,蓄積するデータについて再検討が求められ,改めて再検討が必要となったためである。しかしながら,得られるデータやその適応についての検討は進んでおり,研究を進めることで一定の成果が得られると予想している。
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Strategy for Future Research Activity |
教材・素材アーカイブシステムの見直しにより,学内の全ての教材に関するフローを見直すこととなったが,学内で取り扱うデータの見直しや,各部署の業務等を踏まえて,データ活用について改めて検討を図り,体制や活用について知見を高める予定である。解析のために得られるデータが少ない放送授業や面接授業においては,引き続き,教材の再利用や改善を目指す教材アーカイブスの構築や運用ログをもとにした教材改善など,放送大学における生涯学習に適した学習解析の提案を目指す。
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