Project/Area Number |
21K02784
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09070:Educational technology-related
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Research Institution | Meisei University |
Principal Investigator |
本間 由佳 明星大学, デザイン学部, 准教授 (90764853)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山下 利之 東京都立大学, 人文科学研究科, 客員教授 (90191288)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Keywords | 環境教育 / 防災教育 / 感性工学 / 教育工学 / 感性評価ツール / ワークショップ / 気持ちを測る / 感性デザイン / コミュニケーションデザイン |
Outline of Research at the Start |
ワークショップなど、ある目的における学びの場において、刻々と変わる子どもの“気持ち”を評価するツールがあれば、対象となる子どもに対してその時々に最適となる学習へのアプローチが可能なると考える。本研究では、子どもの変化するイメージ心理量を測り・共有化するために必要な要素を明らかにすることを目的とし、実際に現場で活用できるツールを開発する。本ツールが開発できれば、変化する“気持ち”の可視化ができるため、リアルタイムで子ども自身のフィードバックも可能になる。また、教育のみならず看護医療の現場など様々な場面での応用も期待できる。
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Outline of Annual Research Achievements |
2024年度は自然環境の学びの中で使用できる2つの評価ツールを開発し,有効性を検証するための実験を行った. 1つ目は,自然環境の学びの中で,近年重要視されている防災教育に焦点を当てたツールである.防災教育において学んだことを,実践に繋げるためには,災害に対する「おそれ」や「自然への畏怖」といった負のイメージ心理が適切に変化する必要がある.そのため,負のイメージ心理量を測るツールを開発した.具体的には,合成樹脂を使用した透明なボールの中に,黒色のボールを入れ,黒色のボールのサイズが変化することにより,負のイメージ心理量を測るものである.このツールは実用新案に登録されている.(登録第3245336号,負のイメージ心理量測定ツール,本間由佳 他1,令和6年1月10) 2つ目は,自然環境の学びの際に頻繁に使用される教材を評価するためのツールを制作した.ワークシートや展示パネルなど視覚的な情報を扱う教材に特化した,感覚量(読みやすいなど)と心理量(楽しい,おもしろい)を同時に測ることができるツールを開発した.具体的には,手で握りやすいサイズの木製の板を2枚繋ぎ合わせたツールである.感覚量は2枚の板を開いた際の角度,心理量は1枚の板の上を球状のボールを上下に移動させることによって表現できる. それぞれのツールについて,有効性を検証する実験を行った.その結果を今後学会で発表する.また,論文も投稿する予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナウイルス感染症の影響で,子ども向けのワークショップの機会が減っていたが,徐々に回復傾向にあり,実験の機会が増加しているため.
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Strategy for Future Research Activity |
制作したツールの有効性を検証する実験について,サンプル数が少ないため,実験を継続して行う.
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