Development and Evaluation of a Learning Environment for Basic University-Level Mathematics Incorporating Example-posing and Question-posing Activities
Project/Area Number |
21K02797
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09070:Educational technology-related
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
平井 佑樹 信州大学, 学術研究院総合人間科学系, 准教授 (80640945)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | 教育工学 / 学習支援システム / 科学教育 / 数学 / 作問学習 |
Outline of Research at the Start |
本研究では,問題や例を作ることによる学習を取り入れた学習環境を提案し,より属性(例:学部,学年)の近い学生が作成した教材を用いて学習できる環境を開発する。本学習環境を大学での基礎的な数学を学習させる場面に適用し,「学習環境導入時に学習到達度の低い学習者が既存の教科書等を用いて独学する場合と比較して,短期間で効率よく学習を進めることができるかどうか」等を解明する。具体的には,次の3段階で研究を進める:[a] 本学習環境の開発および大学基礎レベルの数学で作問学習できることの確認,[b] 本学習環境の完成と本学習環境の1回目の適用と評価,[c] 本学習環境の改善と本学習環境の2回目の適用と評価
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,問題や例を作ることによる学習を取り入れた学習環境を提案し,より属性(例:学部,学年)の近い学生が作成した教材を用いて学習できる環境を開発する。本学習環境を大学での基礎的な数学を学習させる場面に適用し,「学習環境導入時に学習到達度の低い学習者が既存の教科書等を用いて独学する場合と比較して,短期間で効率よく学習を進めることができるかどうか」等を解明する。具体的には,次の3段階で研究を進める([a] 本学習環境の開発および大学基礎レベルの数学で作問学習できることの確認,[b] 本学習環境の完成と本学習環境の1回目の適用と評価,[c] 本学習環境の改善と本学習環境の2回目の適用と評価)こととしていた。 令和5年度は上記[c]を行う計画を立てており,予定どおり,本学学校推薦型選抜の合格者を対象とした入学前教育の一部として,開発した学習環境の2回目の適用を行った。具体的には,本学志願者や入学者の特徴(これらについては,本報告書記載の雑誌論文3件,学会発表2件で発表)を踏まえつつ,入学前教育開始時における各合格者の自己効力感を意識して,令和6年度本学工学部学校推薦型選抜の合格者を対象とした入学前教育を実施した。入学前教育で実施した内容については,昨年度から変更はせず,各合格者が「極限」,「微分法」,あるいは「積分法」を対象とした例づくりや問題づくりを行って,それを合格者間で読み合うことを行い,その後,「数学の教科書を読むよりも理解しやすかったかどうか」などについてアンケート調査を行った。現在はその成果をまとめ,論文投稿の準備を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
交付申請書に記載した計画どおり進んでいるため,「おおむね順調に進展している」と判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
研究実績の概要で示した論文投稿を行うなど,本研究の成果を広く発信する活動を行う。また,必要に応じて本学習環境の3回目の適用を行う。
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Report
(3 results)
Research Products
(16 results)