Developing Basic Competencies of College Student by Performance Approach
Project/Area Number |
21K02851
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09070:Educational technology-related
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Research Institution | Tokyo Seitoku University |
Principal Investigator |
茂呂 雄二 東京成徳大学, 応用心理学部, 教授 (50157939)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新原 将義 帝京大学, 公私立大学の部局等, 講師 (50802211)
永岡 和香子 浜松学院大学短期大学部, その他部局等, 教授 (60461894)
北本 遼太 浜松学院大学短期大学部, その他部局等, 講師 (90896367)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | パフォーマンスアプローチ / 大学生低学力問題 / 形成的調査 / 心理学授業カリキュラム / パフォーマンスワークショップ / 学習支援 / 基礎コンピテンシー / 育成プログラム / パフォーマンス心理学 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、パフォーマンス心理学に基づいて大学生の学びを支援する学習・発達プログラム開発とその検証を行うものである。これまで大学生の学力不振が注目されてきたが、この問題は基礎知識の欠如や学習スキルの未習得など認知的欠損から理解されてきた。これに対して本研究は「知る」以前の振る舞い、かつてない自分を演示することが、大学生の発達を支援するというパフォーマンスアプローチを採用する。大学生が、なったことのない自分に「なってみる (becoming)」ことで自分の限界を突破する、学習・発達プログラムを開発し、大学の基礎教 育課程に実装し効果を検証する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、大学生のいわゆる “低学力”問題に対して、パフォーマンス心理学に基づいた新しい学習支援プログラムを開発し、実装し、その効果を評価・検証する。パフォーマンス心理学を、これまで適用事例のない大学生の基礎的な学びに適用することで、知識集積型の従来のやり方ではない、新しい視点から大学生の学力の問題にアプローチする。 それとともに、本研究で得られた経験的なデータを基にして、パフォ ーマンスの心理学の精緻化と深化を目指すものであ る。2022年度は、以下のように実績を蓄積することができた。 1大学生の学習支援のためのパフォーマンスアプローチの理論整備と形成的調査:パフォーマンスアプローチを学習に苦戦する大学生用に改訂する作業を行っ た。従来のパフォーマンスアプローチの集約と大学生が参加できる実践レシピの開発について検討した。2大学生を対象に、面接法で形成的調査を行い、 これまでの学習の軌跡とパフォーマンス経験事例を収集した。 3ワークショップの設計と実施:少人数ワークショップでパフォーマンス経験を付与して効果測定する方法の開発を行った。 4授業への実装:初年次「言語心理学」の授業カリキュラムを検討し、その検討に基づいて『新しい言語心理学の教科書』の編成を検討し執筆した。 このほか、パフォーマンスアプローチについて、複数の研究会を実施し、パフォーマンスアプローチに基づく、新しい言語活動の開拓のメカニズムについて議論を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
毎月のリモートでの研究打合会を実施しながら、研究を確実にすすめることができた。2つの大学で、パフォーマンス経験・学習経験に関するインタビュー調査を実施 して、データを収集した。短大生対象のアートワークショップを企画・実施することができた。パフォーマンスの重要性に目を向けることができるような心理学の教科書(『新しい言語心理学』)の編集を行い、初年次教育の内容をパフォーマンス心理学の視点から大きく見直すような新しい教育課程の提案を可能とした。以上のことからおおむね順調と自己評価した。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度はまだまだコロナの影響もあり、さらに経験的データを収集することが必要である。23年度は、大学生を対象に、面接法で形成的調査を行い、 これまでの学習の軌跡とパフォーマンス経験事例を集中的に収集する予定である。またワークショップの設計・実施については、少人数ワークショップによるパフォーマンス経験付与とその効果測定を実施する。授業への実装について、授業カリキュラムを検討に基づいて、実際に初年次向け『新しい言語心理学』を刊行出版する予定である。パフォーマンス・アプローチについての理論研究もさらに進めて、リモートによる国際シンポジウムを開催する。これらの成果を、学会発表や論文投稿によって成果発信していく。
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Report
(2 results)
Research Products
(20 results)
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[Book] Pentataonic Press2021
Author(s)
Masayuki Nakaji, Tohru Iguchi, Junko Hosoda, Junko Kawaguchi, Wakako Nagaoka
Total Pages
244
Publisher
Orff Schulwerk in Diverse Cultures :An Idea That Went Round the World
ISBN
0977371271
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