Project/Area Number |
21K02963
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 10010:Social psychology-related
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
田中 共子 岡山大学, 社会文化科学学域, 教授 (40227153)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
李 正姫 神奈川歯科大学, 歯学部, 准教授 (10747984)
迫 こゆり 岡山大学, 社会文化科学研究科, 客員研究員 (30866819)
奥西 有理 岡山理科大学, 教育学部, 教授 (50448156)
高浜 愛 順天堂大学, 国際教養学部, 非常勤講師 (90444645)
趙 師哲 山口大学, 教育・学生支援機構, 助教 (90783366)
中野 祥子 山口大学, 教育・学生支援機構, 講師 (90803247)
畠中 香織 梅花女子大学, 看護保健学部, 准教授 (40756227)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 異文化間ソーシャルスキル / AUC-GS学習モデル / 異文化適応 / 留学生 / フロンティア留学 / 対人行動 / ホスト / ソーシャルスキル学習 / 日本人留学生 / 在日留学生 / 異文化間教育 / 逆カルチャーショック / 文化 / ソーシャルスキル / 対人関係形成 / 異文化間心理学 / グローバル人材 |
Outline of Research at the Start |
コロナ禍により、世界は繋がっており協働が不可欠との現実に直面した。本研究では、留学交流のフロンティア地域で異文化適応研究自体が未開拓なことに着目した。当該文化圏で有用なソーシャルスキルを抽出し、異文化間ソーシャルスキル学習という新たなカルチャーショック対策を構築して、日本人留学生の異文化適応を支援しようと発想した。文化差という社会心理学の主題に臨床心理学のスキル学習を重ねた学際研究で、先遣例に基づく方法論を開拓してグローバル人材に心理教育を導入する。欧米文脈を問い直し、異文化適応理論のユニバーサル化を進める。コロナ後の世界の再構築に、多極化した世界を行動しうる人材の輩出を推進する。
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Outline of Annual Research Achievements |
異文化間ソーシャルスキル学習の基礎研究と応用研究を深め、社会実装に向けた成果公表を進めた。在日留学生を対象に、異文化間ソーシャルスキルの実験的セッションについて、社会通念と外国人への対応に焦点をあてて報告した。文化間距離を抱えた在日留学生の異文化適応支援を視野に、社会通念に関する対人行動上の困難を精緻化するため、社会的性差に焦点を当てた調査を行い、異文化間教育学会で発表予定である。異文化滞在者が増加する日本における、特定文化に焦点を当てたホスト向け文化学習のニーズに応えて、日本人学生向け中国文化アシミレーター作成を試みて、基礎調査の結果とともに、アジア未来会議で発表予定である。学習形態の多様化を計るため、ホストの日本人学生を対象にAUC-GS学習モデルに基づくオンライン版の教育の実践例を重ねた。在外日本人留学生に関して、“Difficulties and Coping Behaviors in Interpersonal Relationship Formation among Japanese Students in France: Implications for Cross-Cultural Social Skills for Studying Abroad in France”として、ゲスト視点でフランス人との対人関係形成の要領をまとめ、ホスト視点での評価を加えた。コロナ禍のフロンティア留学について適応過程を調査した。学術書の「異文化間ソーシャルスキル研究の最前線-国際化時代に求められる対人関係技能とは」を刊行して、理論的視座と展開可能性を探った。国際会議のKeynote Speechを担い、“Cross-Cultural Contact and Cross-cultural Social Skills”と題した講演を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
在日外国人留学生、在外日本人、ゲスト、ホストといった多様な対象に対して、基礎研究、応用研究、介入実践、総括を含め、幅広い展開を進め、広く研究を公表している。
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Strategy for Future Research Activity |
在日外国人留学生、在外日本人、ゲスト、ホストへの多面的な研究展開を進めて社会実装へ繋げ、学術的な総括を進めながら、未開拓の研究主題と、残された課題を明確化していく。
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