Project/Area Number |
21K03004
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 10020:Educational psychology-related
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Research Institution | Ibaraki Christian University |
Principal Investigator |
黒澤 泰 茨城キリスト教大学, 生活科学部, 准教授 (00723694)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2021: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | ウェブ調査 / 調査への協力拒否 / 中断 / インセンティブ / Leverage-Saliency Theory / 調査 / 回収率 / 拒否率 / 中断率 / Hard-to-Survey / 調査協力拒否 |
Outline of Research at the Start |
本研究は“どのような理由で調査への協力が拒否されるか”“どのような場合に調査への協力が拒否されるか”という研究協力拒否の実態と要因の解明を試みる。研究1では,調査会社の協力の下,オンライン調査を行う。調査が配信された段階で調査に協力しない調査対象者,および,途中で中断した調査対象者に対してその理由を尋ねる。研究2では,施設の協力を得て郵送調査を行う。回収率に関する実態調査を行った上,質問紙に回答しない調査対象者に,同封の返信用はがきにて理由を尋ねる。二つの研究を通して,研究協力拒否が増える要因と研究協力拒否を減らす要因を見いだし,調査対象者フレンドリーな調査デザインや質問紙の設計を提案する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究のリサーチクエスチョンは,“なぜ人は調査に協力するのか/しないのか”である。本研究の目的は“どの程度,調査への協力が拒否(中断)されるか”“どのような理由で,調査への協力が拒否(中断)されるか”という調査への協力拒否(中断)の実態とその要因を解明することである。
これまでの調査により,調査への協力拒否・中断の理由として,調査対象者に起因するもの(e.g. 多忙)と調査自体に起因するもの(e.g. 回答しづらい)があることが見いだされた。
2022年度に得たデータを,調査協力を拒否する/回答を中断する対象者の類型化を目的として分析したところ,不適解が発生した。2023年度は,この不適解がデータ数の足りなさに起因するか,はたまた分析自体がそぐわないかを確かめるため追加調査を行った。その際,昨年度の調査と同じ条件(2022年度委託した調査会社と同じ調査会社,18歳以上,日本語で書かれたアンケートが読めるもの,オープンデータ化に同意したもの)を設定した。この際,2022年度行った調査の対象者は除外した。追加調査は,2023年11月に行い,400名のデータを得た。結果として,より多くのデータで調査の回答を拒否する理由と中断する理由を把握できたとともに,調査を拒否するものには三つのグループ(多忙でめんどうくさがりな群,多忙であるが調査回答へのモチベーションは高い群,多忙ではなくアンケートの内容が拒否につながる群)があることが示唆された。アンケートの内容を精査し,改善することは,アンケートの内容自体が拒否につながるグループの反応率を高める可能性が想定される。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究代表者は,2022年5月から三ヶ月間の育児休業を取得しており,その期間,研究を進めることはできなかった。三ヶ月間の研究中断期間があったことに加えて,現在も家事・育児に対してエフォートがとられることとなり,当初想定していたスピードで研究を進められていない。
予備調査を終え,現在は,本調査の実施に向けて準備している段階である。先行研究を概観し,予備調査を終えるなど,一定程度の進捗はあったものの,当初予定した進捗状況ではないため,(3)やや遅れている。と判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
当初は,三年間の研究計画として申請していたが,計画を一年延長し,四年間の研究計画とすることで,当初予定していた研究を行う。
2022年度,および,2023年度に行った予備調査から,調査への協力拒否/回答の中断に関する実態とその心理的特性について解明されてきた部分が存在する。このように,先行研究および予備調査で得られた知見に基づき,本調査を行う。本調査においては,プログラミングなども含めた調査画面のカスタマイズが必要になるため,委託してくれる調査会社と打ち合わせながら実施に向けて準備していきたい。
また,研究代表者は,専門家からの心理学研究法・心理統計学に関する研究コンサルテーションを継続的に受けている。研究時間の確保,および,専門家からの研究コンサルテーションを受けながら,研究を遂行したい。
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