Project/Area Number |
21K03018
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 10020:Educational psychology-related
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Research Institution | Seigakuin University (2022) Nishikyushu University (2021) |
Principal Investigator |
岩木 信喜 聖学院大学, 人文学部, 教授 (80341593)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 紗枝子 徳島文理大学, 人間生活学部, 講師 (80784496)
高橋 功 山陽学園大学, 総合人間学部, 准教授 (10330648)
諸冨 隆 作新学院大学, 人間文化学部, 名誉教授 (60003951)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 記憶 / 学習 / エラー / 想起 |
Outline of Research at the Start |
学習に際してエラーはつきものであるが、これは邪魔者であろうか。エラーをするとその傾向が強まり、正しい情報の学習が妨げられるのであろうか。また、エラーの記憶は正答の記憶を毀損するだろうか。最近の研究はエラーをすることが正答フィードバックの学習を促進することを示していることに加え、エラーの記憶が正答の記憶を助けることも明らかにされつつある。本研究はエラーの記憶がどのようにして正答の記憶を促進させるのかを検討するものである。
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Outline of Annual Research Achievements |
エラーの記憶が学習を促進することに関してbig debateが起こっている。本研究テーマはエラーの記憶がエラー修正と関わること(error permission)に焦点を当てているが、徐々に、単にかかわるだけではなく、エラーへの誘導(error promotion)でさえ学習を促進する可能性が議論されるようになってきている。本研究はそのような過渡期に位置している。 (1)令和4年度は、理論検証を行った実験についてデータ公表に向けた論文作成を協議し、次の実験のための計画立案を中心に議論した。論文は国際誌に投稿中であり、修正投稿後の返事待ちの状況である。遠隔会議を開催し、主に国際誌の修正投稿の内容について吟味し、紀要論文の最終調整も行った。 (2)紀要論文を1篇公表した。この論文では、テストの反応形式(手書き、タイピング)がテスト効果に及ぼす影響を検討した。テスト効果が主に内的な想起に起因し、外的反応がもたらす影響は付加的なものにすぎないという解釈を支持する結果について議論した。 (3)別の国際誌論文を現在執筆中である。これについては、ワーキングメモリ容量の個人差に関わらず、テスト効果(想起による学習)が同程度に発生することを確認し、発達障害児等への教育的支援についても議論した。 (4)次の実験計画を吟味した。次の実験は投稿中の国際誌論文と密接にかかわるため、レヴューワーの意見と最終のテキスト内容を反映させる必要がある。この点を十分に加味した実験となるように、2023年3月には対面での会議を開催して研究計画を議論した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
国際誌投稿論文についてレヴューワーと意見の食い違いがあり、解決に向けて鋭意取り組んでいる。思いのほか時間を要しており、レヴューワーの意見と論文テキストの内容を次の実験に反映させることが遅延している。
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Strategy for Future Research Activity |
上記の通り、国際誌レヴューワーとの意見調整に時間を要しており、レヴューワーの意見と論文テキストの内容を次の実験計画に反映させることが遅延している。新たな会議を対面で開催してこの点の解決を図り、早急に実験を進める予定である。 また、実験期間を短縮するため、埼玉(聖学院大)と岡山(山陽学園大)で実験を分担するほか、論文執筆を埼玉、岡山、および、徳島(徳島文理大)で分担する。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)