炎症性腸疾患者の寛解維持を支える健康心理学的援助プログラムの開発
Project/Area Number |
21K03073
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 10030:Clinical psychology-related
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Research Institution | Saitama Gakuen University |
Principal Investigator |
羽鳥 健司 埼玉学園大学, 人間学部, 教授 (10458698)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小玉 正博 埼玉学園大学, 人間学部, 教授 (00114075)
石村 郁夫 東京成徳大学, 応用心理学部, 准教授 (60551679)
中澤 良子 (大場良子) 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (80381432)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 炎症性腸疾患 / クローン病 / 潰瘍性大腸炎 / 心理学 / 健康心理学 / 心理学的支援 / 寛解期 / QOL / 日常生活 / 心理学的援助 |
Outline of Research at the Start |
炎症性腸疾患は、消化管に潰瘍による炎症を起こし再燃と寛解を繰り返す慢性疾患である。寛解を維持することが病変の悪化や離職、休・退学、抑うつや不安等の患者のQOLの低減を防ぐ上で重要である。医学的には主に内服薬による寛解維持の効果が認められているが、脂質の摂取や日常生活における心理的ストレスにより再燃が引き起こされることが明らかになっている。そこで本研究では、寛解期の患者の日常生活の様態や困難事を把握し、健康に影響を与える心理学的要因に関する基礎データを収集・分析する。その上で寛解期の患者に対して、健康心理学的援助プログラムを開発し、その有効性を検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、炎症性腸疾患(Inflammatory bowel disease、以下IBD)のうち、我が国で難病指定されている難病指定されているクローン病(Crohn's Disease、以下CD)と潰瘍性大腸炎(Ulcerative Colitis、以下UC)患者が、寛解を維持できる期間を延ばすために日常生活でできる健康心理学的な援助プログラムを作成することである。 本研究課題の達成に向けて、本年度は、IBD診療を専門としている病院に外来患者として来院しているCD患者およびUC患者を対象として得られた、日常生活を送る上での困難事とその対処法に関する質的データの分析を完了し、学術雑誌に投稿、受理されること、および心理学的援助プログラムのモデルを構築することを目的とした。 しかしながら、研究遂行のためのエフォートを十分に確保することができず、受理には至っておらず、従ってプログラム作成のためのモデルも作成できていない。今後は、できる限り早期のモデル作成および、プログラム案の作成に着手する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
当初計画案と比較して、自由記述等の質的データの入力と分析に時間がかかってしまったため。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度は、モデル構築と介入プログラム案の検証を同時に進行していく予定である。研究推進のための関連病院との連携は既に取れている。
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Report
(3 results)
Research Products
(4 results)