Project/Area Number |
21K03091
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 10030:Clinical psychology-related
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
石田 真弓 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (80636465)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福島 久代 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (20462757)
大西 秀樹 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (30275028)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
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Keywords | がんゲノム医療 / 遺伝性腫瘍 / 遺伝カウンセリング / 家族外来 / 遺族外来 / 精神腫瘍学 |
Outline of Research at the Start |
がんゲノム医療が注目され、遺伝子パネル検査や遺伝学的検査を受ける患者が増えるなか、いくつかの論文では患者側の理解について、知識不足を報告している。本邦でも、がんゲノム検査について患者・家族への意識調査が実施され、そのメリット・デメリットや考え方については慎重な対応が必要とされた。 がんゲノム医療は新たな治療を探る目的で、急速にその対象を広げている。しかし、その一方で、2次的所見によって明らかになる遺伝性腫瘍患者への対応や、継続的な支援体制は十分でない現状がある。 がんゲノム医療の網羅的な発展のため、実証研究として立案された本研究は実現可能性も高く重要な課題の解決が期待される。
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Outline of Annual Research Achievements |
がんゲノム医療は新たな治療を探る目的で、急速にその対象を広げている。しかし、その一方で、二次的所見によって明らかになる遺伝性腫瘍患者への対応や、継続的な支援体制は十分でない現状がある。 2019年6月には2つのがん遺伝子パネル検査が保険収載され、選択肢のひとつになりつつある。また、がんゲノム医療の体制も整備されつつあり、検査に関する患者の相談窓口の設置や、二次的所見として遺伝性腫瘍の可能性が考えられた場合には、遺伝学的な情報について遺伝カウンセラーをはじめとした専門家による情報提供と遺伝カウンセリングが行われる。昨今、がんゲノム医療への注目が高まり、遺伝子パネル検査や遺伝学的検査を受ける患者が増える一方で、いくつかの論文では患者側の理解について知識不足や不十分な認識を報告しており、その解決を図る実証的な研究はほとんど行われていない現状もある。自施設はがんゲノム医療拠点病院に指定され、大きな役割を担っており、現在も院内外で様々な活動が行われている。 本年度は昨年度に引き続き、これまでに行ったインタビュー研究の分析および論文化を進めている。さらに、現状把握のためのデータベース研究を計画し、収集項目についてディスカッションを重ねている。症例を多く集めることも必要だが、一つの事例を詳細に追うことの必要性も明らかになった。上記研究を進めながら、先行研究を十分に調べるなど研究の質と実施可能性を高めるよう努めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
データベース研究も含めて順調に進んでいると考える。
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Strategy for Future Research Activity |
統計解析に必要な症例数が集められない場合は、記述統計などの方法を検討する。そのために、研究分担者として統計学者を追加し、より正確な解析方法などを共に検討していく。
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