Project/Area Number |
21K04081
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 21030:Measurement engineering-related
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
緒方 公一 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 准教授 (10264277)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 信号処理 / 軌跡 / 意図 / 計測 / 兆候 / 制御 |
Outline of Research at the Start |
本研究は,計測データの時間的推移軌跡などに現れる特徴や兆候の検出を行うと同時に,人が関わる動作では,その意図を推測することで,事態の推移の早期の把握・予測,人の動作への支援,関係対象物の制御支援などに結びつけようとする研究である。枠組みを基盤として設計し,人間の動作等を対象とした音声や視線関連の事例への適用と有効性検証,人以外の一般的な現象への拡張検討,現象理解と支援応用などを研究する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,計測データの時間的推移軌跡などに現れる特徴や兆候の検出を行うと同時に,人が関わる動作では,その意図を推測することで,事態の推移の早期の把握・予測,人の動作への支援,関係対象物の制御支援などに結びつけようとする研究である。 本年度は,主に要素技術となる項目の開発継続,画像理解技術の調査および実装と比較検討などの研究を実施した。発話に関連する調音運動の解析では,VCV音形の検査語において逆推定による運動軌跡を評価し,有声子音と無声子音の生成の違いにより,咽頭腔の大きさに違いがあることが確認でき,従来X線やMRIで評価されてきた現象と同様の傾向が逆推定による本手法でも観察できることがわかった。人体骨格の抽出ライブラリOpenPoseを用いた計測では,姿勢検出と,危険領域設定機能などを実装し,今後の基盤となるシステムの構築と,設定の手間を削減した実用性向上のための改良を行なった。画像内の状況を説明するImage captioningの技術は,その進展もめざましく,鏡に映った対象物の様子を描写する性能も有することがわかった。どの程度までの描写を必要とするかは目的にもよるため,段階的な絞り込みなどについて検討を進めている。また,本研究テーマの適用分野や将来の応用の検討のため,ニュース情報からの事故事例収集と特徴分析についても研究を進めており,交通事故や転落など,それぞれの事象が生じやすい時間帯の把握など,事故事例の特徴について分析し,その初期結果を報告した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
実験システムの不具合により,2ヶ月近くの復旧を要する事案も生じた項目もあるが,人の動作に関係する発話動作のデータ解析や,動画像からの人の姿勢検出のための基盤システムの開発が進展している。また,画像理解のためのキャプショニング技術の進展を調査し,状況描写の性能や問題点の把握なども進んでいる。これらに関する学会発表など進捗が見られるため。
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Strategy for Future Research Activity |
要素技術の開発を継続しつつ,その状況と,Image captioning等の技術の進展を踏まえながら,シナリオ生成や意図の推定などの機能の融合を図る。また,要素技術の一つである視線システムや遠隔操作支援システムを利用したコミュニケーション支援などへの応用も検討する。
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