Project/Area Number |
21K04299
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 22050:Civil engineering plan and transportation engineering-related
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
池田 清宏 東北大学, 工学研究科, 名誉教授 (50168126)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大澤 実 京都大学, 経済研究所, 助教 (50793709)
高山 雄貴 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 教授 (90612648)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 中心地理論 / 人口分布 / 都市分布 / スペクトル分析 / 核周辺型分布 |
Outline of Research at the Start |
本研究では,最初に,群論的分岐理論によりこのパターンを理論予測し,中心地理論に科学的な裏付けを与える.次に,空間経済モデルに対して,交通費用の低下に従い,核周辺型から一極集中に移行するという集積のメカニズムを示す.大都市と衛星都市との競争と消長は,現在のコロナ禍における都市人口の集積・分散を明らかにする上でも大変重要な視点ある.最後に,申請者らが提案する群論的スペクトル法により,実人口データの分析を行い,核周辺型の集積パターンが世界中に実在することを示し,本理論の妥当性を実証する.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,以下に示す3つの研究事項を実現することを目的とし、実施した. (i)一極集中から核周辺型集積分布が発現するメカニズムを記述する理論の構築を実現するために,群論的分岐理論により一極集中状態の分岐解析を行い,可能な分岐パターンを抽出した。可能な分岐パターンの代表例として,一極集中都市の周りに衛星都市が周期的に発生する核周辺パターンを求めた。その方法論と解析結果は、論文 Satellite city formation for a spatial economic model としてまとめた (ii)空間経済モデルを用いた,各周辺型の経済・人口集積分布のシミュレーションによる理論の検証を実現するために,広域・局所連成型の空間経済プラットフォームを開発した。具体例として,アメリカの主要なハブ空港を持つ7都市を取り上げ,交通費用の低下に伴う,各都市人口の消長を調べる。この研究成果は、論文Global-local spatial platform for economic geography としてとりまとめた。 (iii)群論的分岐理論に基づく空間周波数分析法の高度化と世界中の都市ネットワークの発見とその構造の解明を実現するために,群論的分岐理論に基づく空間周波数分析における高周波ノイズを取り除く手法を開発した。解析対象として、中心地理論の発祥地であるドイツを取り上げ、特徴的な都市ネットワークを抽出した。この研究成果は、論文 Time evolution of city distribution in Germany としてまとめた。 最終年度には「Bifurcation Theory in Economic Geography with Multiple Places」に関する出版契約をSpringer 社と結び、今年中の出版を目指し、執筆に専念した。
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