A research on time-distance-focused communication clues and the functions
Project/Area Number |
21K04379
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 23020:Architectural environment and building equipment-related
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Research Institution | Tokyo Denki University |
Principal Investigator |
佐野 奈緒子 東京電機大学, 未来科学部, 研究員 (80376508)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土田 義郎 金沢工業大学, 建築学部, 教授 (20227424)
秋田 剛 東京電機大学, 未来科学部, 教授 (40318168)
古賀 誉章 宇都宮大学, 地域デザイン科学部, 准教授 (40514328)
宗方 淳 千葉大学, 大学院工学研究院, 教授 (80323517)
小島 隆矢 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (90292888)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | オンライン / コミュニケーション / 対人距離 / 遅延時間 / 印象評価 / 共在性 / SEM / ハイブリッド / 振動 / 画角 / 視野角 / 接触 / 共在感覚 / オンライン会議システム / インタラクション / 引き込み / 距離感 / カクテルパーティー効果 |
Outline of Research at the Start |
実空間と仮想空間を混合させる複合現実(MR)構築のため、コミュニケーション時に共在感覚を感じられる、適切な視聴覚情報の時間的・空間的な配置が求められる。そのため本研究では、発信者の行動-受信者の行動・視聴覚刺激応答間の時間的特性に注目して検討する。発信者の行動を時間軸上の起点として観測される、視聴覚刺激の受信のタイミングに注目し、この情報が環境下でコミュニケーション対象を判別する時間的手がかり情報となり得るかについて、定量的に検討する。これにより、主体の行動を起点とした時間的関係性の時間-距離モデルを提案する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本年度はオンライン会議システムによるコミュニケーションについて2つの検討を行った。第1に、ハイブリッド型でのコミュニケーションにおけるコミュニケーションのしやすさについて検討した。実験は3人1組とした6グループを対象とし対面会場とオンライン参加者をつなぎ、対面会場で①1台のモニタを共有する、②対面会場で個々にノートPCによりコミュニケーションに参加する場合について検討した。その結果、対面者間とリモート参加者の間で発話量や会話のしやすさに明瞭な差が見られた。オンライン参加者の発話量が対面による参加者よりも少なく、オンライン参加で会話のしやすさや発話のタイミングの評価が低かった。その際、①②のモニタ・カメラ提示方法の違いに関わらず、対面参加者間よりも対面・オンライン参加者間において発話のタイミングが同時に被る発話衝突が多く生じ、インタラクションがしにくい状況にある結果が示された。 第2に、対面及びweb会議システムを用いた3人以上の意見交換, 友人・知人と一緒に作業する状況,講義や会議への参加経験とその印象についてアンケート調査を行い、10代以上の男女129名による評価について検討した。その結果、3つのコミュニケーション行動のいずれにおいても対面よりもオンラインによるコミュニケーションの場合に評価が低く、前述の実験と同様に話しやすさや声のつながり感が低い傾向にあった。また印象評価傾向について構造方程式モデリングにより因果モデルを求めた結果、領域感、相手にたいする意識度、相手との共在感覚、コミュニケーションの度合いがコミュニケーションの総合評価の原因側に示され、オンラインでは特に共在感覚が阻害されていることが評価構造として明らかになった。これは先行研究における対面及びweb会議システムを用いた実験により得られた因果モデルと同様の構造を示しており、評価構造の安定性が確認されている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ハイブリッド型のコミュニケーションにおける評価傾向も、これまでの対面およびオンラインコミュニケーションでの印象評価傾向と同傾向であることが確認された。また、先行実験により示されたコミュニケーションの総合評価における因果モデルと同構造の結果が、今回実施した実空間およびオンラインでのコミュニケーション経験の印象評価アンケートにおいて得られ、実空間とオンラインにおいて重要視されている評価構造に再現性のあることが確認されている。
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Strategy for Future Research Activity |
実空間コミュニケーションにおいて適切に感じ、維持されている対人距離やインタラクションの呼応間隔が、オンラインによるコミュニケーションでも評価軸として機能していることがこれまでの検討により示されている。その一方で、対面とオンラインが混在するコミュニケーションでは、対面者間でコミュニケーションが密になり、オンライン参加者とのコミュニケーションが疎になるようなコミュニケーションの流れのギャップがみられる。これまでの検討および補足的な実験をもとに、今後はコミュニケーション時のインタラクションの自律性に注目しながらコミュニケーションの流れのギャップをもたらす手がかり情報の欠落について検討していく。また、構造方程式モデリングによりコミュニケーションの評価構造に時間-距離に関わる手がかり情報が与える影響について検討を進める。
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Report
(3 results)
Research Products
(6 results)