ブタ前核期胚ガラス化保存法の改良とそのゲノム編集技術への応用に関する研究
Project/Area Number |
21K05977
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 42030:Animal life science-related
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Research Institution | Azabu University |
Principal Investigator |
柏崎 直巳 麻布大学, 獣医学部, 教授 (90298232)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 潤哉 麻布大学, 獣医学部, 教授 (30454143)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 妊娠 / ゲノム編集 |
Outline of Research at the Start |
胚着床や妊娠維持を制御する因子が明らかとなれば,実験動物や家畜の生産性の向上,ヒト生殖医療における不妊症の解消に大きく貢献できる.ウシでは胚から分泌されるインターフェロンタウが胚着床因子として考えられているが,ブタにおいてはその分子・分泌部位すらも同定されていない.本研究では,『ブタにおける胚着床・妊娠維持因子を明らかにし,その知見をもとに高い妊娠率・多くの出産数に寄与する繁殖技術の開発に応用すること』である.
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Outline of Annual Research Achievements |
家畜において体外胚作製技術や移植技術等は改善されてきているが,胚移植後の妊娠率・受胎率は50%以下と未だ低い.本研究の目的は,『ブタにおける胚着床・妊娠維持因子を明らかにし,その知見をもとに高い妊娠率・多くの出産数に寄与する繁殖技術の開発に応用する』である. 本年度は,ブタより取扱が簡便でゲノム編集評価が容易であるマウスを用いて,胚着床関連遺伝子のゲノム編集マウスの作製を試みた.胚着床関連遺伝子として知られている遺伝子Xをゲノム編集する目的遺伝子として,マウス受精卵でのゲノム編集および個体の作製を行った.はじめに遺伝子Xの複数のエクソンを挟むように2種類のgRNAを設計した.次にgRNAとCas9タンパク質との複合体を作製し,体外受精によって作出したマウス前核期胚にエレクトロポレーション(ポアリングパルス:電圧; 40 V, パルス長; 3.5 msec, パルス数; 4, 間隔; 50 msec, 極性; + , トランスファーパルス: 電圧; 7 V, パルス長; 50 msec, パルス数; 5,間隔; 50 msec, 極性; +/-)を行うことでgRNA+Cas9複合体を導入した.2細胞期まで培養後,24個の胚を1匹の偽妊娠雌の卵管に胚移植し,個体の作出を行った.その結果,4匹の産子が得られ,そのうちゲノム編集が確認された個体は1匹であった.得られたゲノム編集個体を野生型マウスと掛け合わせ,ゲノム編集が次世代へと遺伝するか検討している.以上のことから,ゲノム編集技術を用いて胚着床関連因子遺伝子を標的とした遺伝子欠損マウスを作製することに成功した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
引き続きコロナ禍でブタの材料は十分に手に入らないものの、本研究もふくめて少なくとも3系統のゲノム編集マウスが作製できたことから、おおむね順調に進展していると評価した。
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Strategy for Future Research Activity |
今後のコロナの状況によるが、ブタ卵が手に入る様になり次第、ブタでも同様の実験を行い、ブタ受精卵を用いたゲノム編集技術の確立を目指す予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)