Project/Area Number |
21K06161
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 44010:Cell biology-related
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University (2022-2023) Tokyo Metropolitan Institute of Medical Science (2021) |
Principal Investigator |
小谷野 史香 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助教 (50747681)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | ペルオキシソーム / オートファジー / p97/VCP / ユビキチン / 膜蛋白質 / ミトコンドリア / 蛋白質分解 |
Outline of Research at the Start |
【A. MITOL が損傷ミトコンドリアからペルオキシソームに移行する生理的意義】 ペルオキシソームにおけるMITOLのユビキチン化基質を探索し、その結果から得られた因子の機能解析を行うことで、MITOLがペルオキシソームに移行する生理的意義の解明に迫る。 【B. p97/VCP と連携して機能するMVP1がペルオキシソームの恒常性を維持する機序】 「MVP1(Mitochondria-associated VCP-interacting Protein 1)がペルオキシソームの恒常性を維持する機構」を明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、研究代表者が見出した現象、すなわち「ミトコンドリアの損傷に伴い、ミトコンドリア外膜ユビキチンリガーゼMITOLがペルオキシソームに移行する」という予想外の発見における生理的意義を明らかにする。また、MITOLをミトコンドリアから引き抜くために必要な因子を探索する過程で、p97/VCPATPaseシャペロンのMVP1(Mitochondria-associated VCP-interacting Protein 1)を欠損するとペルオキシソーム不全となることを見出した。このMVP1の作用機序を解明することで、ペルオキシソームの恒常性が維持される機構の核心に迫る。 今年度は、「MVP1がペルオキシソームの恒常性を維持する機構」に注目して、そのメカニズムを解明するために実験を行った。MVP1を欠損するとペルオキシソームの分解が促進されるか、もしくは、ペルオキシソームの形成・成熟過程において必須な因子が適切に供給されない可能性が考えられる。そこで、これまでに得られた解析結果、すなわち『MVP1欠損細胞を用いた、ペルオキシソーム形成因子の局在解析とペルオキシソームの分解および生合成の性質・程度評価』をもとに、オートファジーを介したペルオキシソームの選択的分解にMVP1がどのように関わるか解析した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
p97/ VCPと連携して機能するMVP1のペルオキシソームにおける役割について、以下の手順で検証を行っている。 ペルオキシソームのオートファジーによる選択的分解(ペキソファジー)をモニタリングするツールを開発した。MVP1の欠損により、異常なペルオシキソームのオートファジーを介した分解が生じているかどうか解析した。
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Strategy for Future Research Activity |
(1)論文の再投稿を行う。 (2)MVP1の機能解析とその生理的意義について検討するため、さらに複数のノックアウト細胞を作製する。 (3)ペルオシキソームの品質管理に関与する因子群の探索を行う。
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