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Analysis of plant vacuolar trasnport system regulated by RAB5

Research Project

Project/Area Number 21K06222
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 44030:Plant molecular biology and physiology-related
Research InstitutionNational Institute for Basic Biology

Principal Investigator

海老根 一生  基礎生物学研究所, 細胞動態研究部門, 助教 (90590399)

Project Period (FY) 2021-04-01 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Keywords液胞輸送 / 膜交通 / RAB
Outline of Research at the Start

液胞は植物の細胞の中でも貯蔵・分解・空間充填・浸透圧調節など多様な機能を担うオルガネラである。この多様な液胞機能を果たす為に、多くのタンパク質が液胞へと輸送されている。申請者は、シロイヌナズナにおいて、液胞への輸送経路が複数あること、中でも植物固有の液胞輸送経路が環境応答に関わることを明らかにしてきたが、個々の液胞輸送経路にはどのような性質の違いやその普遍性は明らかになっていない。本研究課題では、液胞輸送経路の分子メカニズムとその普遍性を詳細に解析し、植物の液胞輸送経路の分子メカニズムと保存性を明らかにすることを目標とする。

Outline of Annual Research Achievements

液胞は植物の細胞の中でも貯蔵・分解・空間充填・浸透圧調節など多様な機能を担うオルガネラである。この多様な液胞機能を果たす為に、多くのタンパク質が液胞へと輸送されている。申請者は、モデル植物であるシロイヌナズナにおいて、液胞への輸送経路は少なくとも4つあり、それぞれの経路が異なるタンパク質を液胞へ輸送していること、中でも植物固有の液胞輸送経路が環境応答に関わることを明らかにしてきた。しかしながら、複数の液胞輸送経路にはどのような性質の違いがあるか、液胞輸送経路の多様化は植物において普遍的なものなのか、といった疑問が残されている。本研究課題では、シロイヌナズナを用いて液胞輸送経路の分子メカニズムを詳細に解析し、これを広範な植物種においても解析することで、植物の液胞輸送経路の分子メカニズムと保存性を明らかにすることである。本年度はエンドサイトーシス経路で機能する鍵因子であるRAB5について、共免疫沈降で単離された相互作用候補因子のうち、特に特定の液胞輸送経路にのみ関わると期待される因子について、細胞内局在解析や変異体を用いた詳細な機能解析を進めた。その結果、この因子がRAB5の活性依存的にエンドソーム上に集まること、RAB5・RAB7依存的な液胞輸送経路で機能することを示唆する結果を得た。この他、リン酸化状態を模したVPS9aタンパク質を精製し、その機能解析の準備を進めた。また、プロトプラストを用いた一過的タンパク質発現系を改良し、野生型および変異体において簡便に細胞内局在解析が可能な手法を開発した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

当初の予定どおりRAB5の相互作用候補因子の単離と局在解析を進め、これまで植物において機能解析が行われていなかった因子についても液胞輸送関連因子として単離に成功した。この実験については相互作用候補因子の単離実験の条件検討に時間を要したため、全体的に遅れが生じている。また、本研究課題の目的の一つとして、植物における液胞輸送経路の普遍性の解析が挙げられるが、異種植物のタンパク質を発現させる安定形質転換体の作出は困難であることが多く、昨年度の結果から解析に用いる組織についても検討が必要であることがわかり、当初の予定よりは遅れが生じたが、本年度はこれを解決する方法として一過的タンパク質発現系の改良に成功したため、この実験計画が今後順調に進むと期待できる。

Strategy for Future Research Activity

本年度の研究を進展させ、新規に単離したRAB5相互作用因子について、詳細な細胞内局在解析と変異体における細胞内輸送異常の解析を進めることで、それらの因子が液胞輸送経路に果たす役割の詳細を明らかにする。また、VPS9aのリン酸化による細胞内局在やタンパク質結合能の変化について詳細な解析を行うことで、細胞内におけるRAB5活性化の時空間的な理解を目指す。また、これらの因子の藻類から陸上植物までの多様な生物種の相同遺伝子を単離し、結合解析と一過的タンパク質発現系での局在解析から機能保存性を明らかにする。

Report

(3 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report
  • 2021 Research-status Report
  • Research Products

    (4 results)

All 2023 2021

All Presentation (3 results) Book (1 results)

  • [Presentation] シロイヌナズナにおけるPCBを用いたiRFPライブイメージングの改良法2023

    • Author(s)
      海老根 一生,酒井 啓一郎,後藤 祐平,青木 一洋,上田 貴志
    • Organizer
      日本植物学会第87回大会
    • Related Report
      2023 Research-status Report
  • [Presentation] シロイヌナズナにおけるRAB5を中心とした膜交通経路の分子メカニズムの解析2021

    • Author(s)
      海老根一生, 上田貴志
    • Organizer
      日本植物学会 第85回大会
    • Related Report
      2021 Research-status Report
  • [Presentation] Mechanism of recycling from the vacuole membrane2021

    • Author(s)
      Yihong Feng, Kazuo Ebine, Masaru Fujimoto, Takashi Ueda
    • Organizer
      日本植物学会 第85回大会
    • Related Report
      2021 Research-status Report
  • [Book] Encyclopedia of cell biology (second edition), vol.2, vacuoles (page 426-434)2023

    • Author(s)
      Kazuo Ebie, Takashi Ueda
    • Total Pages
      9
    • Publisher
      Elsevier
    • ISBN
      9780128216187
    • Related Report
      2022 Research-status Report

URL: 

Published: 2021-04-28   Modified: 2024-12-25  

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