Project/Area Number |
21K06357
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 45050:Physical anthropology-related
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
中 伊津美 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 特任助教 (10723778)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大橋 順 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (80301141)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2023: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
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Keywords | 新型コロナウイルス / FUT2 / SNP / 新型コロナウイルス感染症 / 遺伝適応 / PRS |
Outline of Research at the Start |
COVID-19重症化リスクと関連するアリルが集積するハプロタイプは、ネアンデルタール人からヒトに遺伝子移入したものであることが示唆されている。 本研究では日本人COVID-19患者を対象に、先行研究のGWASから選定したSNPについて関連解析を行い、埋もれた関連SNPを検出する。進化遺伝学的解析から抵抗性ハプロタイプが派生アリルであるかを確認し、ヒトにとって未知の感染症であるCOVID-19に対して派生アリルが抵抗性を示すのであれば、過去に経験した何らかの感染症に対して適応的であったために抵抗性アリルが維持されてきたと考えられる。
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Outline of Annual Research Achievements |
これまでの進化の過程でヒトは多くの病原体と対峙し、その全てに打ち勝ってきた。しかし、ヒトの類まれなる感染症適応能の根源についてはよくわかっていない。本研究は、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)と関連するヒト遺伝子多型の解析を通して、人類進化遺伝学視点から、ヒトが未知の感染症に対して高い潜在的遺伝適応能を有している可能性を調べることを目的とする。 SARS-Cov-2ゲノム配列を解析を行った。Sタンパク質領域のアライメントを行い、MEGAソフトでアミノ酸配列を塩基配列の系統樹を作成した。今回解析したサンプルにおいては、検体採取時期が異なる同一人物のウイルスゲノムはすべて同じ配列だった。S遺伝子で行ったKaKs解析では、人によって同義置換の数はかなり違うことがわかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
家庭の事情が急変し十分な時間が確保できなかった
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Strategy for Future Research Activity |
今年度も引き続き多型解析を行う
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