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心不全の発症、病期進行に関与する無菌性炎症機構の解明と治療戦略の構築

Research Project

Project/Area Number 21K06607
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 47040:Pharmacology-related
Research InstitutionOsaka Medical and Pharmaceutical University

Principal Investigator

朝日 通雄  大阪医科薬科大学, 医学部, 教授 (10397614)

Project Period (FY) 2021-04-01 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Keywords心不全 / cGAS-STING経路 / TLR9―MyD88経路 / STING / TLR9 / 無菌性炎症 / cGAS-STING経路 / TLR9-MyD88経路
Outline of Research at the Start

野生型、STINGあるいはTLR9ノックアウトマウスに対して種々の方法で心不全を作製し、心不全の様々な発症原因、病期進行におけるcGAS-STING経路、TLR9-MyD88経路の関与を明らかにし、さらにそれぞれの役割分担や活性化の時間的差異について検討する。また、マウス胎仔心筋、ヒトiPS細胞由来心筋を用いて、両経路の詳細なクロストークを解析する。これらの解析により、STING、または/かつ、TLR9抑制による心不全の原因や重症度に応じた治療戦略を構築する。

Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、心不全の様々な発症原因、病期進行におけるcGAS-STING経路、TLR9-MyD88経路の関与を明らかにし、さらにそれぞれの役割分担や活性化の時間的差異について検討することである。
まず、cGAS-STING経路が、心不全の病態に関与していることを明らかにした。イソプロテレノール(IP)誘発心不全、胸部大動脈弓結紮による圧負荷心不全、いずれにおいてもSTING阻害薬投与で病態の進行が抑制された。したがって、様々な原因によって生じる心不全の発症、悪化にcGAS-STING経路が関与している可能性が考えられた。IP誘発心不全については、経時的に心不全の進行を調べたが、IP投与後1,2,4週でのデータを解析すると、2週後から心不全マーカー(ANP,BNP)が上昇し、また心・体重量比が上昇するが、STING阻害薬で有意に抑制された。また、IP投与2週後から心筋組織の線維化が進行するが、線維化もSTING阻害薬で抑制された。1週後では心不全マーカーはまだ上昇していないが、cGAS-STING経路は活性化していたことから、cGAS-STING経路は、心機能が低下する前に先行して活性化しており、心不全の結果活性化するものではないことが分かった。
TLR9-MyD88経路については、STINGノックアウトマウスにTLR9発現を抑制するようにデザインしたアデノ随伴ウィルス(AAV)であるAAVshTLR9を投与する実験を計画していたが、AAVshTLR9がいまだ得られていないため、進んでおらず、作製に向けて鋭意努力している。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

心不全の病態形成に、cGAS-STING経路が深く関わっているをことを明らかにしたところまでは順調に進んでいた。しかし、TLR9-MyD88経路を調べるツールとして、AAVshTLR9を考案し作製を試みたが、難航し未だにできておらず、両経路の相乗効果等の検討がなされていないのが現状である。
研究室の移転もあり、研究が思うように進まず、研究期間を延長して実施している。

Strategy for Future Research Activity

AAVshTLR9を一刻も早く作製して、心不全抑制に対して両経路を抑制することにより相乗効果が認められるか、あるいは両経路の活性化が心不全形成過程において経時的な差異があるのか等々を検討していく予定である。TLR9-MyD88経路の実験が進まなかった場合は、cGAS-STING経路のデータのみで論文発表していく予定である。

Report

(3 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report
  • 2021 Research-status Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Remarks (1 results)

  • [Remarks] 大阪医科薬科大学 生命科学講座 薬理学教室

    • URL

      https://www.ompu.ac.jp/u-deps/pha/

    • Related Report
      2022 Research-status Report

URL: 

Published: 2021-04-28   Modified: 2024-12-25  

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