心肥大抑制におけるTRPV1シグナルとナトリウム利尿ペプチド系のクロストーク
Project/Area Number |
21K06784
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 48020:Physiology-related
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
黒川 竜紀 大分大学, 医学部, 准教授 (40527701)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | イオンチャネル / 酸化ストレス / ナトリウム利尿ペプチド |
Outline of Research at the Start |
酸化ストレスは心不全の増悪因子の1つとされているが、この酸化ストレスを感知するセンサー分子の同定やシグナル経路の解明など多くの点で未解明である。本研究では、酸化感受性TRPV1シグナルと心臓リモデリング抑制作用を持つナトリウム利尿ペプチド系経路の相互関係を解明することで、酸化ストレスによる心臓リモデリングの分子機構の解明につなげることを目的とする。具体的にターゲットとなる分子の同定およびそのシグナル経路を解明することで、酸化ストレスによる病的心臓リモデリングの進展抑制、ないしは回復するための治療や心不全予防薬の開発につながると期待できる。
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Outline of Annual Research Achievements |
酸化ストレスは心不全の増悪因子の1つとされているが、この酸化ストレスを感知するセンサー分子の同定やシグナル経路の解明など多くの点で未解明である。最近研究代表者は、酸化感受性TRPV1チャネルと、心臓リモデリング抑制作用を持つナトリウム利尿ペプチド(ANP/BNP)の受容体であるA型ナトリウム利尿ペプチド受容体(NPR1)が直接相互作用することを見出した。そこで本研究では、TRPV1シグナルとナトリウム利尿ペプチド系経路の相互関係を解明することで、酸化ストレスによる心臓リモデリングの分子機構の解明につなげることを目的とする。 2021年度の研究成果では、心筋細胞における酸化ストレスによる心肥大および細胞死への影響(実施内容1-1)について研究を行った。過酸化水素刺激により細胞肥大が誘導されたラット心臓由来H9c2細胞では、病的伸展シグナルであるBNPやβミオシン重鎖(βMHC)と同時にTRPV1、TRPV2、TRPM2のmRNA発現量が増加していた。TRPV1の選択的活性化剤であるcapsaicin刺激を行うと、BNPとβMHCの発現量は増加した。さらに過酸化水素刺激によるBNPとβMHCの発現量増加は、TRPV1選択的阻害剤であるcapsazepineにより抑制された。以上の結果より、TRPV1チャネルが心筋肥大における酸化ストレスセンサーの一つであることが示唆された。 本年度は、シグナル伝達経路の解明(実施内容1-2)について研究を行った。具体的には、ラット心臓由来H9c2細胞において、過酸化水素刺激による細胞肥大誘導と同時に、Ca2+キレート剤や各種シグナル経路の阻害剤を加え、心筋肥大とその関連因子の発現を調べた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
実施計画通りに進んでいるから
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度も、シグナル伝達経路の解明(実施内容1-2)について進め、同時にANP/BNPによるTRPV1活性の阻害(実施内容2-2)も進める。
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)
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[Journal Article] Nitric oxide down-regulates voltage-gated Na+ channel in cardiomyocytes possibly through S-nitrosylation-mediated signaling2021
Author(s)
Wang P, Wei M, Zhu X, Liu Y, Yoshimura K, Zheng M, Liu G, Kume S, Morishima M, Kurokawa T, Ono K
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Journal Title
Scientific Reports
Volume: 11
Issue: 1
Pages: 11273-11273
DOI
Related Report
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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