PGD2ミクログリア神経炎症サイクルを制御する腸脳相関の神経変性疾患治療への応用
Project/Area Number |
21K06807
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 48030:Pharmacology-related
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
吉川 圭介 埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (10435860)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 腸脳相関 / 神経炎症 / 脂質メディエーター / ミクログリア / 脱髄疾患 / 多発性硬化症 / プロスタグランジン / 神経変性疾患 |
Outline of Research at the Start |
腸管に発現している食事性肥満原因遺伝子GPR120の機能不全が、肥満をはじめとした生活習慣病の発症に関与することが報告されている。申請者はGPR120KOマウスの脳内において、Prostaglandin D2(PGD2)-ミクログリア神経炎症サイクルの発生、ミエリン形成異常、重篤な脱髄進行を見出している。本研究はGPR120を起点とした腸脳相関がミエリン形成・脱髄進行に及ぼすメカニズムを解明することを目的とする。さらに、多発性硬化症の治療に、腸管GPR120を介した腸脳相関メカニズムを応用する。本研究は消化管を作用点として腸脳相関を介した新たな神経変性疾患治療薬開発に直結することが期待される。
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Outline of Annual Research Achievements |
腸管に発現している食事性肥満原因遺伝子GPR120の機能不全が、肥満をはじめとした生活習慣病の発症に関与することが報告されている。申請者はGPR120KOマウスの脳内において、Prostaglandin D2(PGD2)-ミクログリア神経炎症サイクルの持続的な発生を見出している。本研究はGPR120を起点とした腸脳相関がミエリン形成・脱髄進行に及ぼすメカニズムを解明することを目的とする。 本年度は、オープンフィールド(情動行動)、高床式十字迷路(不安様行動)、モリス水迷路(記憶学習試験)、ローターロッド(運動能力試験)等の複数の運動機能解析によりGPR120KOマウスの運脳機能障害を明らかとした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
GPR120KOマウスの運動機能障害を明らかとした。GPR120KOマウスに見られたミエリン形成不全により、運動能力が低下していることを明らかとした。
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Strategy for Future Research Activity |
GPR120受容体刺激により産生されるインクレチンホルモンであるGLP-1が、ミエリン形成不全を改善するかどうかを検討する。
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Report
(2 results)
Research Products
(16 results)