Histopathologic Features Associated with Molecular Subtypes of Extranodal NK/T Cell Lymphoma
Project/Area Number |
21K06883
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 49020:Human pathology-related
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
大石 直輝 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (90623661)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | NK/T細胞リンパ腫 / STAT3 / MYC / BCOR / リンパ腫 / 分子病理学 / 遺伝子異常 / 遺伝子発現異常 |
Outline of Research at the Start |
節外性NK/T細胞リンパ腫・鼻型は高悪性度リンパ腫の一型である。近年, ENKTLはいくつかの分子サブタイプに分類できることが明らかになった. しかし, それぞれの分子サブタイプに特徴的な臨床病理学的所見は不明である. 本研究ではENKTLにおける分子遺伝学的知見と病理学的所見の橋渡しを目指し, 遺伝子型-表現型-免疫表現型の相関を明らかにする. 具体的には, 遺伝子変異解析, 遺伝子発現解析による分子サブタイプと臨床所見, 組織形態, 蛋白発現パターンを比較し, 各分子サブタイプに特徴的な形質を見出す. さらに, ENKTLの免疫組織化学パネルを確立し, 日常の病理診断への応用につなげる.
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Outline of Annual Research Achievements |
【背景】節外性NK/T細胞リンパ腫(ENKTL)は、Epstein-Barr virus陽性のT/NK細胞性リンパ腫であり、様々な臨床経過を示す。ENKTLにおいて、予後を層別化する有用な病理学的バイオマーカーは確立されていない。我々は多施設共同研究を実施し、組織学的に評価可能な予後因子の同定を試みた。【方法】ENKTL(n=71)を対象に、ターゲットシークエンスによる変異プロファイル、免疫組織化学によるMYC、Tyr705-リン酸化(p-)STAT3、CD30の発現を評価した。【結果】最も頻度の高い変異は、STAT3(27%)、JAK3(4%)、KMT2D(19%)、TP53(13%)、BCOR(10%)およびDDX3X(7%)であった。免疫組織化学(IHC)により、STAT3変異を有するENKTLは、pSTAT3およびCD30の高発現を示すことが明らかになった。BCOR変異は、MYCの高発現と関連していた。全コホートを対象とした単変量解析では、ステージ(II、III、IV)、BCOR変異、TP53変異、高MYC発現(40%以上の陽性腫瘍細胞と定義)が、全生存期間(OS)の短縮と関連していることが示された。多変量解析では、ステージ(II、III、IV)と高MYC発現が独立した予後不良因子であることが確認された。また、アントラサイクリン(AC)不使用の化学療法および/または放射線療法(RT)により治癒を目指した患者のサブグループ解析では、MYC高発現ではなく、BCORが独立した予後不良因子であった。【結論】活性化 STAT3 変異は ENKTLで高頻度に存在し、CD30 発現の増加と関連している。MYCの過剰発現は、少なくとも部分的には、BCOR変異と関連している。このBCORとMYCの関連は、ENKTL患者のリスク層別化においてMYCのIHCが有用である可能性を示唆する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
遺伝子異常,免疫組織化学により一定の知見が得られ、その結果は国際学術誌に投稿し受理された。
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Strategy for Future Research Activity |
DNAとともに抽出したRNAを利用して遺伝子発現解析につなげたい。また、エピゲノム解析と組み合わせて、エピゲノム・遺伝子変異・遺伝子発現を統合したデータセットを構築したい。
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Report
(2 results)
Research Products
(25 results)
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[Journal Article] Heme activates platelets and exacerbates rhabdomyolysis-induced acute kidney injury via CLEC-2 and GPVI/FcRγ2021
Author(s)
S. Oishi, N. Tsukiji, S. Otake, N. Oishi, T. Sasaki, T. Shirai, Y. Yoshikawa, K. Takano, H. Shinmori, T. Inukai, T. Kondo, K. Suzuki-Inoue
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Journal Title
blood advances
Volume: 5
Issue: 7
Pages: 2017-2026
DOI
Related Report
Peer Reviewed / Open Access
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[Presentation] Genetic and immunohistochemical profiling of extranodal NK/T-cell lymphoma revealed prognostic significance of high MYC expression2022
Author(s)
大石 直輝, 佐藤 啓, 宮岡 雅, 川島 一郎, 瀬川 高弘, 三宅 邦夫, 望月 邦夫, 桐戸 敬太, Feldman Andrew L., 中村 直哉, 近藤 哲夫
Organizer
日本リンパ網内系学会
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